東北の山遊び

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zoom RSS 2013.3.2 石峰山(宮城・南三陸)

<<   作成日時 : 2013/03/04 23:24   >>

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暴風警報が発令中で、台風を思わせる暴風が吹き荒れている。
宮城県西部の山にはとうてい行けない状況なので、風が避けられる山を考えていたら石峰山を思い出した。
5年前に登っているが、震災以降は三陸の山に足を向けなくなってしまったのである。

【 3/2 石峰山(352m) 宮城・南三陸 】
葉山神社〜石神社鳥居〜下の石峰山〜ブル道〜仙界の滝〜石神社〜稜線〜アンテナ施設〜石峰山(往復)

三陸道を走行していると時折凄い横風が吹いてくる。
旧北上川に沿った道は補修が進んで以前より走行し易くなったが、新北上大橋に近づくと周辺の景色が一変する。
以前は田んぼと集落があった地域は津波で全て流されて、現在は強風で砂塵が舞う荒涼とした風景に変わっていた。

釜谷トンネルを抜けて雄勝の中心部に降りると、以前の長閑な港町の風景は跡かたもなく、コンクリートで作られた建物の残骸のみが残る殺伐とした風景が広がっていた。
唯一少し山の上に祀られた神社だけが残っている。おそらく津波襲来時に避難した多くの方々の命を救ったのであろう。

個人的には雄勝は以前から足しげく通った馴染みの場所である。
釣り好きの友人と年に数回は船越や名振の港にアイナメ釣りに興じたし、山登りに関しては硯石山、福地山、雄勝富士、小渕山、明神山、小富士山、そして今回登る石峰山などに登っている。

途中の小滝浜の手前に雄勝の役場(石巻市の支所)が移転していた。
周りに何もない峠状のところである。

そして大浜にある葉山神社の入口に到着。
右手は直ぐに港があり、ほぼ標高ゼロmからの登山が始まる。
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石段を登った上のところにある鐘楼が鐘だけを残して無くなっていた。
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この地域の守り本尊である葉山神社は、つか石が無くなって、違う場所に流された状態になっていた。
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津波被害を免れた家の横を過ぎて杉林に入る。
林床にシュロの木が生えているのが温暖な地域を象徴している。
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荒れたブル道が合流して、そこから先は自然林に変わってくる。
右に新規の登山道が切られたようであるが、昔の参拝道をそのまま進む。
途中でアカマツの倒木が数本あり、旧道は歩き難くなっていた。

やがて仙界の滝に着く。手前に倒木があり近づきにくくなっていた。
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急斜面を登り、大きなモミの木が何本も現れてくると石(いその)神社は近い。
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そして石神社に到着。
神社と言っても岩の台座に縦に長い楕円形の巨岩が乗っているのがご神体である。
よくもあの大地震で落ちなかったと感心する。
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ここまでの行程は南斜面の尾根に挟まれた窪を登ってきたので、強風の影響がほとんどなかった。
しかし石神社から上の頂稜では物凄い風の音がしている。

頂稜に出てから左折してアンテナ施設を目指す
左右に太いイヌブナや杉の巨木が何本かあり、神域の森が小規模ながら守られていることを実感した。
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この日の石巻市は最大瞬間風速28.6mを記録したらしい。
とにかく凄まじい強風で、しかも寒いのでゆっくり立ち止っていても苦痛に感じる。
写真数枚撮影して直ぐに移動。

北上川の対岸にある翁倉山
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追波湾と貢尻島が眼下に見えている。
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三角点に至る場所にあるカエデの木
大きな岩を跨いで生えている。
何時もなら木の上に乗って遊ぶのだが、急風でそんな事をしている余裕がない。
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三角点峰は樹林に囲まれて展望はない。
営林署の看板が木に喰われている。
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かなり標高を下げた、日が差し込む場所でお昼にする。
風が当らないをそんなに寒さを感じない。

おにぎりを食べた後で、マスさんお手製のデザート。
和菓子で名前が『松竹梅』。何か雛祭りを思わせるほんわかした食感が良かった。
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同じ道を下って車に戻る。
帰路は女川町を周って行くことにした。

途中で雄勝湾の対岸に登ってきた石峰山が望めた。
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女川町の中心部は、ここも津波で全てが流され、荒涼とした景色が広がっていた。
今は瓦礫に関してはほとんど片付いているが、新しい町の青写真がまったく見えていない状況。
唯一港湾設備の復興が見え始めていた。

GPS軌跡です。

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動画です。




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コメント(6件)

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葉山神社の鐘楼だけが残ったなんて20mは遡上したのでしょうね。
石峰山に登るときに社務所に立ち寄り道を聞いたことを思い出しました。
雄勝の硯石山、福地山、雄勝富士(途中引返し)、小渕山、明神山、小富士山は未踏です。
マロ7
2013/03/05 06:52
マロ7さん今晩は。
石段の上に祀られている葉山神社も流されていたので、津波の高さは信じられないほどだったのですね。
社務所までは津波被害がなかったようです。
富士沼周辺は壊滅的な津波被害を受けていますので、雄勝富士や福地山は麓まで行けるかどうかが問題です。
同じく長面湾の対岸にある明神山も登れないかもしれませんね。
SONE
2013/03/05 17:07
ことらの山は未踏だらけ。そのうち歩ければと思います。
しかし、石神社ってチョットおっかないですね。よく倒れないもんです。
morino
2013/03/05 22:44
morinoさん今晩は。
今は津波被害でちょっと悲しくなる風景が広がっていますが、山の中は以前と変わらない風景でした。
石神社はよくあの大地震で落ちなかったと思いましたよ。
SONE
2013/03/05 22:51
雄勝は湾が狭まる地形で津波が増幅したそうです。自分が行ったときは建物の上に大型バスが上がってました。硯がたくさん落ちていました。
東京駅のスレートが雄勝石を使ったそうです。見かけるたびに誇らしく思います。
yuji
2013/03/06 19:51
yujiさん今晩は。
雄勝湾は狭くて奥深いので津波はかなりな標高まで乗り上げたようですね。
女川も含めて被害の甚大さに気がつきました。
この界隈の沢に入ると、スレート状の黒い石を沢山見掛けます。
東京駅のスレートは、ボランティアの方々も含めて、津波で散らばったものを集めて納品したそうですね。
SONE
2013/03/06 23:01

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2013.3.2 石峰山(宮城・南三陸) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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