東北の山遊び

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zoom RSS 2013.8.4 笙ヶ岳(山形・鳥海山)

<<   作成日時 : 2013/08/07 23:36   >>

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酒田の山仲間:鯛金さんの案内で長坂道を麓の山ノ神から笙ヶ岳に登り、鳥海湖から蛇石流分岐を経て、万助道を下った。
笙ヶ岳は鳥海山の前衛峰に過ぎないが、山ノ神からの標高差は1300mあって侮れない登山となる。

【 8/4 笙ヶ岳(1635m) 山形・鳥海山 】
山ノ神〜万助道分岐〜堅餅岩〜ガラ場〜天狗岩〜東竜巻〜笙ヶ岳〜二峰〜三峰〜鳥海湖分岐〜鳥海湖〜蛇石流分岐〜仙人平〜ドッタリ〜万助小屋〜渡戸〜十字路分岐〜万助道分岐〜山ノ神

今まで長坂道は二ノ滝口から渡戸を経てガラ場に至るコースからしか登ったことがなかった。
次に登るのは麓の山ノ神からと決めていたが、鳥海山に精通した鯛金さんが案内してくれることになって、早速出かけてみた。

東北地方は梅雨明けしたが、連日の雨の影響で積雲が多い空模様となっていた。
麓から眺めると鳥海山の山頂付近は見えているが、西鳥海の山々は雲がかかって見えない。

早朝、マックスバリュー遊佐店にて鯛金さんと合流する。
登山口に当たる山ノ神までは少し分かりにくい道となり、鯛金さんの車の後を忠実に付いていくのみ。

高瀬峡の遊歩道の起点と同じ場所が長坂道の登山口となる。
広い駐車場には我々の車しかいない。
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登山口から直ぐの場所に山ノ神湧水がある。
ここは水場にもなっている。

高瀬峡の遊歩道と別れて右折するのが長坂道。
しばらくは杉の植林地の登りとなる。鳥海山のアプローチとは思えない道だ。
途中で湧水の小沢を渡るが、丸太の橋が滑って慎重に渡った。

途中で蚊の襲撃に辟易しながら登っていくと万助道との分岐に出る。
ここから先は自然林の中の登りとなる。
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キノコは少ないながらタマゴタケが生えていた。
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林の中に切り開かれた場所があり、そこに堅餅岩が鎮座している。
ひび割れた乾いた餅の形みたいなので命名されたらしい。
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緩登の道が急坂に変わってくるとガラ場は近い。
ガラ場はガレ場の事を指すのかと思っていたが、全然石ガレた地形ではないので、違った事象が名前の由来らしい。
ここで初めて庄内平野の展望が開ける。
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休憩中にマスさんがお手製の和菓子をご馳走してくれる。
柿の形をしたこの和菓子の名前は『人麻呂』
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一段急坂を登ると天狗岩に着く。
皆で岩に登って庄内平野の展望を楽しむ。
全然天狗には見えない岩であったが、帰路に万助小屋でこの岩を眺めて納得。
鼻の尖った天狗の形が見えていた。

天狗岩から灌木の背丈が低くなり、高山植物の量が一気に増えてくる。
並んで咲いているクルマユリ
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長坂道の良いところは一歩一歩高度を上げていくに従って、雄大な景色が広がっているところであるが、この日は途中から雲が湧き始めて霧の中の登高となってしまった。
こうなると花を愛でながらの歩きになってしまう。

ノギランの数も多い。
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ミヤマホツツジは花にも毒の成分が含まれている。
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ハクサンフウロは終盤。なかなか写真の被写体としてイイ花が無かった。
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東竜巻付近まで登ると少しの間だけガスが切れた。
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ここから高山帯に入っていく。
冬の季節風をもろに受ける笙ヶ岳は、標高が低い割に偽高山帯の植生が発達しているのだ。

赤いシロバナトウウチソウ
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対生した葉が兎の形に見えるウサギギク
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雪田跡の草原に咲いていたニッコウキスゲ
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長かった登りも終わり、ようやく笙ヶ岳山頂が見えてきた。
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盛夏の時期に二度咲きするハクサンイチゲ
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山頂付近に群生しているトウゲブキ
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花を求めて沢山の登山者が休んでいる山頂に到着。
ガスで景色が見えないので写真は撮らなかった。
我々も食事をとって長い下りの行程に備える。

北側の二峰に行く途中でガスが晴れてきた。
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雪が消えたばかりの場所にはチングルマが咲いている。
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三峰に行く途中にはニッコウキスゲが多い。
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鳥海山も今年はコバイケイソウの当たり年。
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鞍部まで下り岩峰を越して御浜方面に向かう。
鳥海湖の分岐付近から笙ヶ岳を振り返る。
手前はハクサンシャジンのお花畑になっていた。
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分岐を右折して鳥海湖に向かう。
鳥海湖を前景にした新山の写真を狙っていたが、新山は顔を出してくれなかった。
御浜を見上げると学校登山の100名以上の団体が列をなして歩いていた。

鳥海湖とコバイケイソウ。
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御田ヶ原分岐を直進して千畳ヶ原方面に向かう。
ここの雪渓は下部が急斜面になって滑落の危険性が高いので、雪渓の淵を巻いて下った。

その途中で緊急地震速報が鳴る。
歩くのをやめて身構えてしまったが、速報を見ると宮城県で深度5の大きな地震があったらしい。

話は前後するが山仲間のmorinoさんが、その後何度かメールで地震の情報を送ってくれた。
帰路に電話がやっと通じて地震の詳細を伺うが、大きな被害がないという事で安心した。

蛇石流分岐を見落として千畳ヶ原方面に直進してしまうが、直ぐに気が付いて少し戻る。
仙人平の登りで急斜面の雪渓が残り、キックステップで何度もキックして足場を作り乗り切った。

仙人平は初めて来たが、千畳ヶ原よりワイルドな感じがする傾斜湿原であった。
扇子森方面を振り返る。
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木道がない湿原であるが、歩く人が少ないので荒れていない。
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雲が切れて外輪山が見えてきた。
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歩いてきた笙ヶ岳を望む。
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万助道は地元の高校山岳部ご用達のコースと言われているが、歩いてみるとなかなかハードな道で
あることが分かった。
仙人平を過ぎると石ゴロの滑りやすい急斜面の下りが続く。
途中で涸沢の下りも交えて気が抜けない。

ドッタリを呼ばれる小湿原まで下って休憩。
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ここにはイワイチョウが咲いていた。
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沢から離れて尾根に登るが、かなり複雑な地形を下っていく。
残雪が残る時期には先達がいないと迷ってしまいそうな道だ。

ブナ林になり、沢音が聞こえてくると漸く万助小屋に着く。
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万助小屋の水場は豊富な湧き水と聞いて楽しみにしていたが、例の沢音がしていた沢水が全て湧き水と知ってびっくりする。
その水は手が切れるほど冷たく、そして最高に旨い水であった。

ここから先の道は傾斜が落ちて歩きやすくなる。
途中、馬の背状のところを越えるとブナの原生林に入った。
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キノコの腐った臭いが充満する場所を過ぎたところで巨大なアカヤマドリを見つけた。
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渡戸で最後の休憩を取り、万助道を離れて長坂道への連絡路に入る。
小さな沢を3回渡って登り返すと長坂道に戻れた。

後は整備された道を山ノ神に下っていく。
またまた蚊の襲撃に会い、マスさんがかなり刺されてしまった。

夕方、長い周回登山が終わった。達成感のある道であった。

GPS軌跡です。

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動画です。




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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
おっ、なかなかの味のあるコースですねぇ。
鳥海湖を前景にした新山の写真は私もお気に入りの場所です。
アカヤマドリ凄い大きさでビックリ(^o^)
マロ7
2013/08/08 06:11
花よし、景色よし、キノコよし(?)の素敵なところですね。
なかなか良い雰囲気のロングコース。機会があれば行きたいものです。
鯛金姉さんも元気そうで何よりです。(^^)
morino
2013/08/08 16:18
まるで天国のような所ですね(行った事はないのですが)
アカヤマドリは凄いですねー。食べたのかな?
くまたか
2013/08/08 19:48
マロ7さん今晩は。
なかなか歩き応えがあるコースでしたよ。
結局この日は新山が見えませんでした。
アカヤマドリ、あんなに大きいの初めて見ました。
SONE
2013/08/08 20:00
morinoさん今晩は。
頂稜までとても長い道のりでしたが達成感が凄かったです。
鳥海山の中でもトップクラスのロングコースですね。
鯛金さん暑さにめげず頑張っておりましたよ。
SONE
2013/08/08 20:03
くまたかさん今晩は。
鉾立や大平から往復すると楽な山頂ですが、下から登るとハードでしたよ。
しかし花が多いので正に天国のようなところです。
アカヤマドリは採取して食べましたよ。温和な味のキノコでした。
SONE
2013/08/08 20:05
SONEさんが歩き応えのあるコースと言うなら、私は・・・・(笑)
とっても見応えのある動画でした。
私も大東岳制覇からもうすぐ2ヶ月。連休初めに八幡平行って来ますネ、SONE師匠もお薦めしてくれた所です〜思いっきりリハビッテきます(๑≧౪≦)慎重に・・・(笑)
とむかの
2013/08/08 21:50
とむかのさん今晩は。
花の写真や動画撮影に時間がかかりましたが、登り5時間も費やしましたよ。
花に関して手を抜かないで動画撮影すると結構大変なのですよ。
八幡平は癒し系の山ですが、写真の被写体には事欠かないですよ。
キャンプも含めて楽しんできてくださいね。
SONE
2013/08/08 21:59
SONEさん、お疲れ様でした。お誘いくださって感謝しております。
マスさん、今回も美味しい和菓子ごちそうさまでした。
久しぶりの長坂と万助道の組み合わせはハードでしたねぇ…。
私は前回登った月山から一ヶ月ぶりだったせいか疲れが全部右足にきちゃいました。帰ると捻挫してもいないのに右足のくるうぶしに歩く度に痛みが、これはおかしい?と翌日整体院で診てもらったら脛の筋肉が硬くつっているんだとか。体全部揉みほぐしてもらってケロリと治りましたので御心配なく。どうりで右足の親指が着地しなかった訳だ。若いお二人を御案内しようと張り切りすぎましたね私。笑
鯛金
2013/08/09 13:57
鯛金さん今晩は。
長丁場をご案内いただきありがとうございました。
なかなかハードなコースでしたが、気温が思いのほか低かったので良かったですね。
流石の鯛金さんも足にきちゃいましたか
下りが滑りやすい石ゴロだったので、その時に負担がかかったのでしょうね。
でも今回のコースを歩けるので、まだまだハードなコースは大丈夫ですね
SONE
2013/08/09 19:52
こんばんは、やっぱりこう見ると鳥海山は花の山なんですね〜!
今回は体調不良で外輪山に届かず&あまり花の写真を撮らなかったのが心残りでしたが(カメラも一度落としてから微妙におかしいです)、千畳ヶ原からの美しい風景に癒やされてプチ満足しております〜♪
superdioaf27
2013/08/09 22:51
superdioaf27さんおはようございます。
万助道は単調なので登りに使うとハードだったでしょうね。
一人分の足跡がsuperdioaf27さんとは思いもよりませんでした。
外輪山まで届けば花を楽しめたでしょうが、下部は蒸し暑かったので体に堪えますね。
SONE
2013/08/10 07:06
この日は薊坂を登りきる辺りから御浜方面を眺めましたが、時折顔を出す程度で殆どガスに隠れてましたね。

万助道、懐かしいなあ。だいぶ以前に下ったきりです。途中蛇石流分岐を過ぎて沢筋に引っ張り込まれたのを思い出しました。
みいら
2013/08/12 14:08
みいらさん今晩は。
湿度が高かったので標高1600m付近から下に雲が湧き易い条件だったようですね。
万助道は地元の岳人のトレーキングコースだそうですね。
みいらさんも歩かれたことがありましたか。
我々の場合は分岐から千畳ヶ原の方に間違って直進してしまいましたよ(笑)
SONE
2013/08/12 17:40
 8/16下山時に笙ヶ岳まで、足を伸ばす予定でしたが、天気展望冴えず、鳥の海周回で下山しました。、次回、このルートで歩きたいものです。御浜から上、ミヤマシャジン満開で楽しかったです。山行動機記事でした、有難うございます。
 猫ちゃん保護、里親募集、応援しています。
テントミータカ
2013/08/20 10:09
テントミータカさん今晩は。
16日に鳥海に登られましたか。
詳細のレポが楽しみです。花写真撮りまくった事でしょうね。
このコースは笙ヶ岳近辺を除いてほとんど人に会わない山ですよ。
万助小屋泊で歩かれるのも楽しいと思います。
本日から子猫の里親募集をネットで始めました。
直ぐに2回目のワクチン接種が終わりますし、これ以上手元に置くと離せなくなってしまいそうです。
SONE
2013/08/20 16:59

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