東北の山遊び

アクセスカウンタ

zoom RSS 2013.8.25 小行沢(宮城・二口山塊)

<<   作成日時 : 2013/08/27 20:41   >>

ナイス ブログ気持玉 24 / トラックバック 0 / コメント 14

午後から用事があり早く帰宅しなければならないので、この日は近場の二口山塊に簡単な沢登りに出かけた。
場所は大東岳表コースが何度か横切る小行沢。
今まで登山道から眺めているだけの沢であったが、歩いてみると小粒ながら滑が多くで楽しめた。

【 8/25 小行沢(宮城・二口山塊) 】
二口キャンプ場駐車場〜名取川渡渉〜6m滝〜登山道が横切る〜奥の二俣〜再び登山道が横切る〜大滝〜奥壁〜源流の窪〜標高930m地点の登山道〜五合目〜大東岳登山口〜二口キャンプ場駐車場

小行沢は大東岳の登山道が4合目まで平行して走る沢で、あまり遡行対象になっていない沢でもある。
しかし滑や滑滝が多く、簡単に登れる沢と聞いていたので、何時かは歩いてみたいと思っていた。
時間が限られた時には手ごろな沢だ。

朝方は晴れて最高の天気。
何時もの撮影ポイントから大東岳を見る。
画像


二口キャンプ場駐車場に着くと、地元の高校山岳部のメンバーが沢登りの支度をしていた。
画像


何処に入るのかと聞くと大行沢だと言う。
人数の10数名の沢登りとしては大人数のパーティである。
このところ急に入部する生徒が増えたと引率する先生が言っていた。
山ガールの増加から若い世代が登山を志向し始めて、とてもイイ傾向だと思う。

駐車場から名取川に下りコンクリート製の橋を渡る。
ここは二俣になっていて左が名取川本流。右が大行沢である。

目的の小行沢は名取川を渡渉して、少し下流に下がったところの左岸にある。
入渓して直ぐに小規模な連瀑帯になる。
画像


連瀑帯の最後が6mの滝。左側から簡単に登れる。
画像


6mの滝を越えると、そこから滑と小滝が連続する楽しい行程になる。
画像


歩いて登れる5mの滑滝
画像


左岸が杉林なのが里山ぽくって雰囲気を悪くしているが、滑床の遡行が30分程度続いた。
画像


この4m滑滝も手を使わないで簡単に登れる。
画像


赤い滑床をさらさらと水が走る。
画像


やがてゴーロが出てきたところで登山道が左岸から右岸に横切り、道はしばらく沢と平行して走る。
画像


一つ目の二俣を左に。
この付近に以前は林業作業用のプレハブがあった。

登山道が離れていくと、再び滑床の遡行となる。
周囲は自然林に変わり、やっと沢登りを満喫できる雰囲気になる。
画像


左岸が岩場になってきて、沢幅も狭まってきた。
小滝も多くなるが、どの滝も簡単に登れるものばかり。
画像


日当たりの良い草付きにツリフネソウが咲いていた。
この花を見ると山の季節は秋になったと感じる。
画像


2mの滝。ちょっとだけ手がかりが見出しにくい。
画像


またまたゴーロになると倒木が増えて遡行しにくくなってくる。
奥の二俣は左へ。

直ぐに右岸から左岸へ登山道が横切る。
二俣から沢は立石沢と名前が変わる。
以前は左岸を少し登った登山道のところに立石沢と看板があった。

渡渉点から先は滑り易い石がゴロゴロした単調な登りが続く。
周りは全て杉の植林地で、暗い沢筋にうんざりする。
画像


実はこの小行沢を選んだ最大の理由は、杉林のゴーロ帯の奥にある大滝を見たかったからなのだ。
大東岳は何十回と登った大好きな山だが、4合目の手前の杉林から左奥に見えている大きな滝がいつも気になっていた。

そしてついに大滝(落差20m)に対面。
下段8mの樋状滝、上段12mの急傾斜の滑滝がその正体だった。
画像


ザックを置いて空身で下段8mの滝を登る。
上段12mの滝には滝壺はない。
かなり急な滑滝で、右岸からもう一つの滝が流入している。
画像


上段12mの滝は右壁が登れそうな感じだ。
試しに少し取り付いてみるが、2mほど登ってみるがかなりな傾斜である。
半分登ると立木にビレーが取れそうで、確保者がいれば登れると思う。
しかし今日はフリーソロになってしまい危険なので登るのをやめにした。

滝の下まで戻って早い時間だが食事をとる。

大滝は左岸から簡単に巻ける。
滝の落ち口まで巻いて上部を見ると、ちょっとチョックストーン風に見える5mの滝が続いていた。
これは全然ホールドがなく直登は無理。
画像


左から小尾根に登って巻いたが、大滝の左俣には登れそうもない二段の滝場となっていた。

5mの滝の上には小滝が続き、その後は少し傾斜のある滑となっている。
画像


こりゃいいぞ、と思いながら登っていくと沢が二手に分かれた。
右は沢床が低いが水が涸れている。
左は凝灰岩のスラブの上を水が流れていた

よく観察すると水流の上に谷状の地形がない。
何もない斜面から豊富な水が流れているようで、小行沢の水源はどうも湧き水らしい。
急なスラブ登りは危険なので、今回は水源を明らかにできなかった。
画像


水の涸れた右俣の奥に草付きの奥壁が見える。
オオバギボウシが繁茂してるのを見ると、どうも土壁っぽい感じ。
迷わず右岸を高巻く。急で苦労する高巻きであった。
画像


高巻きの途中で3mほどの水の流れていない滝も巻いた。

その先は水流が途絶えて、窪状の水線を登る。
しかし倒木と棘藪がスクラムを組んで登るのを邪魔する。
地形図を見ると、この水線は1019m図標点と1000m峰の鞍部に登っている。
このまま標高差100mの藪漕ぎはキツイので、途中から東に登山道目がけて藪漕ぎに突入した。

約15分後、標高930m付近の登山道に飛び出た。
沢装備を解いていると蚊が襲ってきて閉口する。

誰も登ってこない表コースを下ると、少し先で鹿内コースの分岐であった。
画像


途中でキノコを探しながら下りとお目当てのトンビマイタケを見つけた。
画像


普通はお盆前後に生える夏キノコであるが、まだ生え始めの若い状態。
約5kgほど採れて、気を良くして下山した。
画像


植林地が多くで雰囲気はイマイチの沢であったが、気軽に楽しめる小沢だと感じた。

地図です。

画像



動画です。




テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 24
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた

コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
素敵な滑沢にトンビ舞茸のお土産付とは羨ましいです。
動画撮影の苦労を思うと思わず微笑んでしまいましたよ。
そのうち簡単な沢へ連れて行ってください。
morino
2013/08/27 22:06
morinoさん今晩は。
トンビマイタケは探してもなかなか見つからないので、完全に偶然の出会いでした。
沢登り中のセルフ動画は苦労しますよ(笑)
今度滑滑な沢にご一緒しましょう。
SONE
2013/08/27 22:28
今年は雨が少ないからキノコが出ないのかな?

高校山岳部の部員が増えたっていうのは珍しいですね。
母校の山岳部は数年前に廃部になってしまいました。
みいら
2013/08/28 02:49
トンビマイタケの節はお盆あたりですか。
昨年は船形で朽ち果てたトンビマイタケに会いまして、いつかはと思ってました。
小行沢も魅力の沢ですね。
母校の山岳部とはお山で2回遭遇してました。(^^;)ケンザイかな
マロ7
2013/08/28 07:32
おはようございます。
大行沢とは別にこんな沢があるんですね…仙台近郊は沢も山も楽しめてイイですね!

さて、最近山ボーイ多いですね…奥多摩には大量に生息してます!
ガールに惹きつけられてボーイも増えているんでしょうね〜いい傾向だと思います!
私の高校時代は・・・・。
mt.racco
2013/08/28 08:08
大行沢は、以前某スポーツ用品店のツアーに参加して遡上したことがありますが、小行沢も面白そうな沢ですね。小行沢ってどこだったかなと地図を広げようと思っているうちに、大東岳の登山道に並行している沢だったことが分かりました。
SONEさんにかかると、どこも楽しめる場所なのですね。私も、全く知らない場所ではないので、いつも以上に親近感を持って楽しく拝見しました。
車は元気になったのですが、今度はパソコンが怪しい雰囲気です。20分ぐらいで、アツアツです。
momo
2013/08/28 20:53
みいらさん今晩は。
8月初旬は夏キノコのオンパレードでしたが、今はカラカラで余り生えていませんね。
高校山岳部は衰退の一歩を辿っていましたが、最近は部員が増えているらしいです。
沢登りをさせる指導者がいる部は将来が楽しみですね。
SONE
2013/08/28 22:23
マロ7さん今晩は。
トンビマイタケの別名はドヨウマイタケって言うんですよ。
そういえば有屋峠でバカでかい古いトンビマイタケが生えていましたね。
小行沢は何処でも遡行を打ち切れるので楽々な沢だと思いますよ。
我が母校の山岳部はどうなっているのか不明です。
SONE
2013/08/28 22:26
mt.raccoさん今晩は。
大行沢は全国的に有名ですが、この沢は人に顧みられない沢でしたね。
でも滑が続き歩いていて楽しい沢ですよ。
山ガールの増殖に比例して山ボーイも増えていますね。
彼女に感化されて山に魅せられてしまうのでしょうか。
高年ばかりの山が華やかになっていきましたね。
SONE
2013/08/28 22:29
momoさん今晩は。
大行沢は40年近く前に遡行しましたが、変化に富んでいて面白い沢でしたね。
小行沢は何時でも登山道に逃げられるので気楽に登れました。
でも登山道が平行しているので、沢屋さんには登る対象になっていないようですね。
大東岳登山道の沿った沢がこんな感じとつかめていただけたと思います。
パソコンは現状は3年使うと限界のようですね。熱気が溜まるのはヤバイ状況でしょうね。
SONE
2013/08/28 22:34
夏向きの涼しげな沢登りですね。
始めのナメ辺りなら沢未経験の私にも登れそうですが上のほうは無理そうです。
ソロでの自分を入れての撮影、行ったり来たり時間も掛かったと思いますが人物を入れ込んでいると具体的になりますね。
居ながらにして涼感を味わいました。
ミニミニ放送局
2013/09/01 10:30
ミニミニ放送局さん今晩は。
暑い盛りの沢登りは涼しいですよ。
前半の滑部分は沢靴があれば簡単に登れますが、後半はルートファインディングの力が必要でした。
沢の場合は人を入れ込まないと滝のスケールが全然分かりませんね。
滑の下りは滑るので、デジカメまで戻る時は慎重に下りました。
但し、手を使って登る場合のセルフ撮影はほとんど出来ませんでしたので、今後の課題だと思っております。
SONE
2013/09/01 20:09
流石、ただでは帰りませんね〜
トンビマエタケ
まだ一度も採って食べたことは有りませんが、高級感が有って美味しそうですね〜
この前、肘折温泉に行った時、ご主人がこんな物に出るんだと丁寧に説明してくれましたが
一回見ないと解りませんよね〜
天ぷらにでもして食べられたんでしょうか。
羨ましいです。
トシヒコ
2013/09/07 17:13
トシヒコさん今晩は。
たまたま見つけて本当にラッキーでした。
このキノコは夏に生えるキノコですので、ほとんど市場に出てきません。
味はコウタケ(シシタケ)に近い感じですよ。
秋に静かな山を歩いていると巨大なトンビマイタケを見ることがあります。
でもそうなったら固くなり過ぎて食べられないんですよ。
天ぷらでも食べましたが香ばしい味で美味しかったです。
SONE
2013/09/07 19:09

コメントする help

ニックネーム
本 文
2013.8.25 小行沢(宮城・二口山塊) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる