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zoom RSS 2013.9.13 水晶山(山形・二口山塊)

<<   作成日時 : 2013/09/16 14:34   >>

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金曜日の午後から時間ができたので、山形県の里山:水晶山に登ってきた。
近年、天童市側の登山口と東根市側の登山口を結ぶ連絡道ができたので、そこを歩いてみたくなったのである。

【 9/13 水晶山(668m) 山形・二口山塊 】
谷地中登山口〜禊の井戸〜六角堂〜嗽清水〜七曲坂〜見晴台〜滑石〜水晶山神社〜奥の院〜水晶山〜御室〜水晶山神社〜六角清水〜神楽岩〜516m西側鞍部〜天狗岩516m西側鞍部〜不動滝分岐〜猪野沢登山口〜楯畑集落〜谷地中分岐の看板〜小さな峠〜田んぼの脇の藪道〜谷地中登山口


国道48号線を天童市に向かう途中、左手にいかつい山容をした水晶山が見える。
山頂には雷神を祀る水晶山神社が建ち、その名の由来は雷神を祀る故に「水精山」であると言われている。
しかし山頂付近の岩には水晶が含まれ、そこから命名されたとの説もある。

この山の開山は古く、大宝2年(702年)に山岳修験道の祖:役小角によって開山されたと伝えられ、山腹にある寺院跡や堂跡などの遺跡が往時を偲ばせてくれる。


谷地中の集落を過ぎて天童カントリークラブへの車道を進むと、そこに石の鳥居がある。
この地点から右肩をいからせた水晶山の姿が眺められる。
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細い農道を東進すると左手に作業倉庫があり、その広場が駐車場になっていた。
この建物にはトイレも完備されている。

そこから僅かの距離で左手に広い路肩の駐車スペースがあり、愛車をそこに駐車する。
直ぐ先の左手が猪野沢への周回路である。
しかし今回は半時計回りの周回なので、杉林の中の登山口から登り始めた。

山神様や山姥を見て登って行くが、何度も舗装された車道を交差する。
この車道は六角堂まで続いていて、そこから山頂をピストンするのが一般的なルートとなっている。

右手に禊の井戸という看板を見つけて立ち寄ってみた。
平成16年に湿地の水はけ作業中に偶然発見されたものとか。
数百年ぶりに日の目を見た湧き水の遺跡である。
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六角堂はお寺の史跡と勘違いする名前であるが、実際は六角形をした休憩所だ。
ここから本格的な登山道となる。

道端にツチグリが生えていた。変わった形のキノコで、何時もその造形の面白さに見とれてしまう。
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ほんの少しだけ水が流れている嗽清水を過ぎると七曲坂の急登である。
曲がるところに番号をふった道標があり、本当に七つ曲がると急なジグザグ登りが終わった。
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今の時期はほとんど花が咲いていない時期であるが、唯一オクモミジハグマだけが至る所に咲いていた。
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顕著な尾根に乗り上げると気持ちいい雑木林の登りとなる。
キノコを探しながら道の左右を丹念に観察しながら歩くが、オオイチョウタケが少しだけ生えていただけで、食毒含めてキノコの姿はほとんどなかった。まだ時期的に早いようである。

立木が伐採された場所の上部に見晴台があった。
ベンチが置かれて休憩に最適の場所である。

しかしこの日は曇っていて、東根市街地がぼんやりと見えるだけ。
南側には直近に雨呼山の姿が見られた。
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この先で滑石と看板があったが、登山道にある平な石を指すようである。
滑石から100m足らずで山頂の一角にある水晶山神社が見えてくる。
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水晶山神社の裏手から急な石段を登ると奥の院が祀られた広場に着く。
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実際の三角点の置かれた山頂は、その奥の院から一段登った地点にある。
しめ縄が巻かれた大岩がご神体の蔵王大権現で、陽神として神格化されている。
その根元にある低木は紅葉が始まっていた
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天気が良ければ東側に雄大な景色が広がる山頂であるが、この日は奥羽脊梁山脈に太平洋側から滝雲がかかっていて、期待した船形連峰、面白山などの姿は一切見えなかった。

唯一堂木沢山の山頂だけが流れる雲の合間に見えていた。
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眼下に猪野沢集落が俯瞰できる。
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蒸し暑い日であったが、山頂でパンを食べていると汗も乾いてきた。
北西側に伸びる道を下がっていくと左手に大きな縦穴が見えてくる。
修験者が修行のために利用したと言われる御室で、陰神:十一面観音菩薩として神格されている。
この水晶山は山頂部に陰陽の神が祀られた山なのだ。
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この御室、一説には水晶の採掘跡とも言われているが、その真意のほどは分からない。
大きさは底部の直径が目算で1.5m。一番低いところの高さは1.8m程度、高い場所では5mのある大きな縦穴である。

底には枯葉が詰まっているが、簡単に底に降りられそうなので、ザックを下ろして降りてみた。
底から上を見上げると落とし穴に入ってしまったような錯覚に陥る。
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再び水晶山神社の敷地に戻り、北西側に分岐した猪野沢コースを下る。
下り始めはガレた急斜面でロープが張られている。
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天童市側のコースは整備抜群であったが、東根市側の猪野沢コースは草刈りがあまり良くない。
しかも窪状の斜面はコケ蒸した石が多いので注意が必要であった。

道が右に曲がる地点に六角清水がある。
名前と異なり五角形の枠のなかに湧き水が注いでいた。

尾根に出たところに神楽岩がある。
石柱が立ち、昔の岩座として崇められていたのであろうか。
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尾根の下りの途中でウラベニホテイシメジが生えていた。
周囲を丹念に探してみたが、この1本しか見つからなかった。
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516mの小ピークを越えて下っていくと天狗岩の標識があった。
正規の登山道は北側に右折するが、直進すると天狗岩に行けそうなので寄り道してみる。

たどり着いた天狗岩は松の木に囲まれた小ピークで、登ってきた水晶山の姿が一望できる。
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天狗岩から先への道は存在しないので分岐まで戻る。
その後は暗い杉林の中に突入。
途中で右に不動滝の看板があるが立ち寄らずに下ると、小さな神社があり猪野沢の登山口に着いた。
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舗装された車道に出る。
これを左折して西進すれば周回路の分岐に至るはずであるが、不動滝を下部から見られると思い、右折して沢まで見に行く。
しかし車道から沢の奥を見ると、ほとんど水の流れていない黒い高さ6m程度の岩場が見られるだけであった。

車道を西進して楯畑集落に至る。
ここでネットで拾ってきた地図のコピーを信じたのが大間違い。
あるべき左折ポイントに谷地中に至る道が存在せず、細道を全て調べるのに20分も時間を費やしてしまった。

そこで地図のコピーに頼らず、楯畑集落をかなり下っていくと、集落の途中の右手に谷地中分岐の道標を見つけてほっとした。
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緩やかな道を登っていくと小規模なコスモスの花畑があった。
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ここから楽勝と思ったが、今年は草刈りが入っていないようで、あちこち藪がかかって歩き難い。
おまけに蜘蛛の巣が至る所にあって嫌になってくる。

小さな峠を越えて、左手に田んぼが見える場所はススキの藪で踏み跡も定かでない状況だった。
それを越えると未舗装の車道となり、夕日を浴びながら車に戻れた。

この周回コースを歩く場合は春の芽吹きの頃か、晩秋の藪が落ち着いた頃がよいであろう。

GPS軌跡です。

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動画です。




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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
画像のウラベニホテイシメジは傘に爪で押したようなあともはっきりしていて、柄もしっかりとしている、図鑑に載せたい見本のようです。
ちなみに、先日寄った群馬の道の駅では小ぶりのものが5〜6本入って1200円でした。勿論イッポンシメジの名前で売ってましたが。
みどぽん
2013/09/16 20:52
みどぽんさん今晩は。
こんなに形の整っているウラベニホテイシメジは珍しいですよね。
どちらかと言うと左右非対称の形が多い印象です。
群馬においてこのキノコは高級品だそうですね。
しかし何故にイッポンシメジと名が付いたのでしょうか?
毒のものと紛らわしいですよね。
SONE
2013/09/17 00:18
やっぱりねぇ(@_@)きっとsoneさんなら「御室」に入って行くかもしれない?と、当たり(^.^)/~~~
水晶山は何故だかお天気が機嫌悪い時あたります。それでも欲が出て水晶のポイントをほじくり
霜柱みたいな薄っぺらい宝石(´д`)を、空にかざして満足したことがありました。よくよく地面を
〔苔で覆われている石の上など]見てみると、それらしいブツ(@_@)発見かな?と、楽しめた思い出の
山です。
くんくん
2013/09/17 13:40
くんくんさん今晩は。
私の行動パターンを見事に読まれておりますね
私が過去に登った2回は脊梁山脈が一望できましたが、今回はダメでした。
ある場所にガラス片のような水晶が沢山散らばっておりましたよ。
今回はキノコ眼で周囲を見ていたので、あまり水晶には気が付きませんでした。
SONE
2013/09/17 19:10
天童側は思ったより下草もなく整備されてますね。久しぶりに行ってみようかな〜。
くまたか
2013/09/17 20:38
そのうち行かねばと思いながら水晶山は未登です。
伊野沢、堂木沢山、懐かしいですね。
morino
2013/09/17 21:37
くまたかさん今晩は。
天童側の整備の良さと、東根側の藪っぽいギャップが大きな山でしたよ。
松の木が多いので雑キノコが期待できそうな山ですね。
SONE
2013/09/17 21:58
morinoさん今晩は。
近場過ぎるのでなかなか足が向かない山の一つですよね。
山頂から見た猪野沢集落、そして堂木沢山と思い出が多い山域ですよね。
SONE
2013/09/17 22:00
昨年辺りから、整備して周回できるようになったとの地元紙の記事は見ていたのですが、そう言えばまだ行ってない。(^^;;
歩かれないと廃道になってしまいますね。
みいら
2013/09/18 04:02
みいらさんおはようございます。
今年は刈払いが一切入っていないようで、あちこち藪がかかっておりましたよ。
晩秋の頃なら藪が落ち着いて歩きやすくなるでしょうね。
もともと登山者が少ない山ですが、この周回路はどんどん歩いて活用して欲しいものです。
SONE
2013/09/18 07:45
先代マロとここを登った時に猿が現れ、危うく猿犬合戦になるところでおさらばした水晶山です。
今夏,沢のぼりで岩に手をついたら水晶の穴でした。今、思えば採取してくればと…。
ここの山は下山してからソバを食べにいく楽しみの山です。
マロ7
2013/09/18 19:01
マロ7さん今晩は。
先代のマロちゃんは獣を見ると追いかける威勢の良いワンちゃんでしたものね。
意外な場所に水晶ってあるのですね。大きなものだと飾っておいても価値がありますね。
ここはマロちゃん連れにお勧めな山です。蕎麦とセットがいいですね。
SONE
2013/09/18 22:52
地元の人じゃないと場所すら分からない山ですね・・・・う−ん。
Mt.Racco
2013/09/25 12:27
Mt.Raccoさん今晩は。
ほとんど地元、もしくは宮城県の人しか登らない山ですよね。
SONE
2013/09/25 23:02
周回路、今日歩いてみましたが、刈払いされて歩き易かったです。僕は周回路とは水晶山の山頂まで続かと勘違いして西尾根を藪漕ぎしたら立派な天狗岩を見つけました。そこを過ぎて北の尾根を下りました。稜線までは猿がいてほっとするような藪山でした。
HITOIKI
2014/04/20 21:27
HITOIKIさん今晩は。
私が歩いたときは藪っぽかったですが、現在は整備されましたか。
しかしあの先に正規の天狗岩があったとは全然知りませんでした。
もう少し分かりやすい標識が必要でしょうね。
SONE
2014/04/20 23:34

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