東北の山遊び

アクセスカウンタ

zoom RSS 2013.9.29 前船形山から船形山(宮城・船形連峰)

<<   作成日時 : 2013/10/02 17:33   >>

ナイス ブログ気持玉 26 / トラックバック 0 / コメント 14

船形連峰において小野田(夕日沢)コースは唯一歩いていなかった道である。
この日はキノコ狩りを兼ねて出かけてみた。

【 9/30 前船形山(1312m)から船形山(1500m) 宮城・船形連峰 】
小野田コース登山口〜湧き水〜前船形山分岐〜前船形山〜前船形山分岐〜鏡ヶ池〜色麻コース合流〜ご来光岩〜船形山〜色麻コース合流〜鏡ヶ池〜前船形山分岐〜湧き水〜小野田コース登山口

今回の小野田コースは長い林道走行に懸念を持っていたので足が向かなかった道である。
昔は極悪路と聞いたことがあり二の足を踏んでいた。
しかし近年、林道の分岐に登山口を示す看板が設置され、林道の整備状態も良くなったと分かったので登る気になった。

父に朝食を食べさせ、昼御飯の用意までしたので、家を出るのは午前9時近くになっていた。
下道を走行して薬莱高原に着く。
天気の良さに誘われて薬莱高原には多くの観光客が来ているようだ。

平家の落人伝説がある南滝庭地区を過ぎて、看板に従って荒沢湿原方向に入る。
しばらくすると舗装道路が切れダート道に変わる。
ここから登山口まで約14kmの林道走行。

道はときどき道路を横切る流水溝だけ注意すれば普通乗用車でも走れるレベル。
しかしキノコ狩りの車数台とすれ違う。細い林道で路肩が弱い箇所もあるので注意が必要。
ダート走行45分で登山口の少し先にある駐車スペースに着いた。

誰もいない駐車スペースで登山準備をする。
林道を少し戻って左手に登山口がある。
画像


山道に入るとすぐに太いブナの原生林に変わる。
走行してきた林道周辺のブナは壊滅的であったが、登山道沿いに関しては原始のままの森の姿を留めている。
画像


森の美しさに比べて登山道の整備の悪さには辟易する。
もう何年も刈り払いが行われていないようで、ネマガリダケが繁茂し、道が見えないので足探りで歩を進める箇所が随所にあった。
おまけに春の爆弾低気圧に影響と思われるが、大きく枝を広げたブナの倒木が何か所のあり、その都度左右の藪に入って迂回を強いられた。
この状態では藪に慣れていない登山者は道を失う危険性がある。

藪の中にナラタケが生えていた。
ちょっと見は状態が悪いが、採ってみると食べられる状態。
この一角を採っただけで結構な収穫にありつけた。帰宅後に味噌汁の具にして食べたが美味しいキノコである。
画像


2か所の急坂を登って行く。
登っている尾根は金頭尾根と呼ばれ、道はないが忠実に尾根を詰めると薬師森に至る。

やがて道は尾根から離れて東斜面をトラバースしていく。
途中で湧き水地帯があり、手が切れるほど冷たい湧き水が流れ出していた。
飲んでみると甘い感じがして生きかえるほどの美味しさであった。

左手に大滝川を見ながら歩き難いトラバースが続く。
その先に熊に齧られて判読不能の道標があり、そこが前船形山の分岐になっている。
分岐から前船形山までの標高差は130m。
ここは以前より登る人が増えたようで、藪がほとんど気にならない登山道になっていた。

途中で矮生ブナとキタゴヨウの植生の中を歩く。
山頂に西端に登りつくと一気に展望が開ける。

今回は山頂の三角点を確認するのが一つの目的であった。
この山頂には過去3回訪れているが、どの山行でも三角点までたどり着けなかった。
最初に来た時はほぼ空中戦の猛烈な藪漕ぎで最高点を目指したが駄目。
二度目と三度目は南側からアプローチしたが失敗。

山仲間のマロ7さんはたどり着けたと言うがどの筋から行けたのであろう???

今回も先ず正面突破を試みるが密藪に挫折。
試しに北側を探ってみたら微かな踏み跡を発見する。
この踏み跡を辿ったら意外に簡単に三等三角点を触れた。
画像


西端の広場に戻る途中、北側に荒神山と前森の姿が見えた。
画像


少し下がったハイマツの根元で昼食をとる。
ここは船形山を眺める特等席。
画像


南には三峰山と蛇ヶ岳も見えている。
画像


休憩中に大人数のパーティが登ってきた。
ほとんど登る人が稀なこの山頂で出会ったことにお互いが驚く。

三角点探しに少し時間がかかったため、昼食が終わって出発できたのが12時45分。
まだ時間があるので船形山山頂の往復は充分可能。
下りの途中で原生林の開いた瞳のような鏡ヶ池が見えている。
画像


藪っぽい道を色麻コース分岐を目指す。
鏡ヶ池を左下に見るが、帰りに立ち寄ることにした。

時間が遅いので下山してくる人には会わない。
以前は藪が酷かった色麻コースであるが、最近刈り払いが行われて歩きやすくなった。
涸れ沢状の道を登るころから晴れてくる。
コシアブラのレモンイレローの黄葉は青空に映える。
画像


ご来光岩まで登りつく。
紅葉を期待したが、あまり色付きが良くない。
周辺の灌木を観察してみるとサラサドウダンとナナカマドの葉っぱがほとんど落ちてしまった状況。
ミネカエデやミヤマナラの紅葉には少し早い感じ。

登りの途中で陸上自衛隊王城寺演習場で大砲の実弾訓練が始まる。
最初の一発は雷が落ちたのではと驚いた。
着弾点に砂煙が舞う様子が望める。

例年だと見事な紅葉を見せる船形山北面の紅葉はこんな感じで良くなかった。
画像


奥深い船形山を印象づける黒伏山を代表とした山形側の山々
画像


北側の薬師森。日当たりの良い場所の紅葉は次の週末が見ごろかもしれない。
画像


船形山頂に着くとたった二人の登山者しかいなかった。
時間が1時半を過ぎているので、登った皆さんは下山の途にあると思う。
画像


前船形山から昼頃眺めた船形山はガスがかかっていたが、ここまで気持ちよく晴れると爽快な感じがする。
山頂の避難小屋を見る。
画像


山頂から眺めた三峰山
画像


雲が多かったので近隣の山以外に見えないと思っていたら、雲海の上に蔵王連峰が少しだけ頭を出していた。
画像


午後2時山頂を後にする。
この時間に2パーティ3名が山頂に登ってきた。
今の時期は午後5時には森の中は暗くなってくるのに大丈夫か、と驚いてしまう。

下りの途中で前船形山と麓の鏡ヶ池が見える。
画像


流石に下りのピッチは速い。
小野田コースに入り、鏡ヶ池まで下って一休みする。
今年はかなり水量が多く、湖畔は全て水の中。
船形山の火口湖と言われるこの池は大滝川の源流とのことだが、少し下流に湧水点があるのであろうか。
画像


藪道は下りだと余り気にならない。
見えない足元にだけ注意すればどんどん下れる。

途中で目をつけていたクリタケを採取。
写真では分からないがかなり大振りのキノコであった。
画像


午後3時半に車に戻った。
この時間だと林道ですれ違う車両がないので安心できる。

キノコについてはブナハリタケ目的で入山したのだが、その姿形はまったく見られず残念であった。
でも適当に収穫があったので良しとしよう。

GPS軌跡です。

画像



動画です。





テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 26
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた 驚いた
面白い

コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
船形山は10年前に一度しか色麻コース?でしか登ったことがないので再訪したい山です。
今週末あたり紅葉がよさそうですが、天気が悪そうですね。
ナラタケは見た目は古くなっていても意外と美味しく食べれますね。ただ、熱が入ると真っ黒で美味そうではありませんが。
この時期のクリタケは初めてです。早くても10月の2週ぐらいからしか見たことがありません。
みどぽん
2013/10/02 18:58
みどぽんさん今晩は。
意外にキノコが多い山ですので、是非ともまた登ってみてえください。
大滝キャンプ場から直接登るルートが色麻ルートですよ。
この週末は土日とも天気が芳しくありませんね。キノコシーズンなのに困ったものです。
写真のナラタケは一部痛んでいましたが、見た目より状態は良かったです。
私も9月にクリタケを採ったのは初めてでした。
茎の部分が10cm以上ある立派なものでしたよ。
SONE
2013/10/02 19:29
色麻コースで入りましたが、キノコは見つけられませんでした。籔の中に月夜茸があったのみ。
毎秋のこの時期に入りますが、残念ながらキノコに有りつけた事がないのが残念。小野田コースは歩いてみたいですが、やっぱり籔なんですねー。
くまたか
2013/10/02 20:25
くまたかさん今晩は。
人通りが多いコースですのでキノコの関しては競争率が激しかったのかもしれませんね。
私は意外に大当たりする場合が多いコースです。但し藪の中に突っ込む前提ですが・・・
小野田コースは藪藪であまりお勧めは出来なかったです。
行かれる場合は加美町の役場に確認されたほうが良いでしょうね。
SONE
2013/10/02 22:27
こんばんは
小野田コースはアプローチが災いしてあまり人気がありませんが、登山道わきのブナはたしかにいい感じのところですね。鳴渓小屋も利用する人はほとんどいないでしょうねえ。
紅葉シーズンに山に行けるか微妙です。山に行けるとしたら14日でしょうか。あーあ
tom
2013/10/02 22:37
tomさん今晩は。
なかなか公私ともにお忙しいようで山に行けませんね。
行ける頃はちょうどブナの黄葉が見られると思います。
小野田コースは岳山林道を思わせる長さの林道でした。
でも道路状況は岳山林道より良かったですね。
鳴渓小屋って駐車地点から下がった場所にあるようで、今回は見に行っていませんでした。
そこに泊まって船形山を目指した記録ってネットでは見たことがありませんね(笑)
SONE
2013/10/02 22:57
ロマンチックなネーミングの夕日沢コース。
去年は雨の中で美しい黄葉を堪能しました。
洗掘跡のある長い林道がネックですかね。
morino
2013/10/02 23:44
morinoさん今晩は。
この界隈の山で道のない狙っている山がありましたので、今回はその様子見もできました。
もともとは林道を越して北側の戸萩峰を辿る道があったそうですが、夕日沢林道が開通してから夕日沢コースと呼ばれるようになったそうです。
今は紅葉前なので鬱蒼としたブナの森歩きでした。
林道は砕石が引かれて最近整備が入ったと感じました。
SONE
2013/10/02 23:49
昨年の夕日沢林道は軽トラでも、鼻先をこするところがありました。
鳴渓小屋はドアが開かなかったような…。
6,7年前に前船の三角点はヤブながら簡単に見つけました。この時に山名板を取り付けました。
昨年行きましたら、針金だけが残っていて(>_<)ザンネン
この山域、前森山もみんな興味津々。
マロ7
2013/10/03 20:24
マロ7さん今晩は。
昨年の林道の状態はかなり悪かったようですね。
今回は段差や雨裂があまりなくて楽に走行できましたよ。
小屋は見てこなかったのですが、ほとんど使う人がいないのでしょうね。
前船形の三角点にやっとタッチできました。こんなに苦労した山も珍しいです。
確かに山名板はなかったですね。三角点の周囲には灌木しかないので固定するのが難しい場所でした。
前森に登った人って聞いたことがありませんね。猛烈な藪漕ぎになりそうです。
SONE
2013/10/03 22:33
初めまして。HONDAと申します。現在は埼玉都民ですが、数年先には宮城県に帰るつもりでいます。
昨年くらいから、SONEさんのブログを拝見しています。本当に山が好きなんですね。私の知らない所が多いのですが、時には馴染みのコースも登場して、興味深く読ませていただいています。
今回のコースは私も昔、歩いたことがあります。林道入口や登り口が、分かりづらかったような・・。稜線は雲の中でしたが、ちょうど梅雨明当日で、帰宅後に良く晴れた山並みを眺めた記憶があります。
いつかそちらの方面の山でお会いできそうな気がします。
ポンタ
2013/10/07 00:21
ポンタさん初めまして。拙ブログを何時もご覧いただきありがとうございます。
いろいろな趣味を経験してきましたが、今は山歩きが一番性に合っていると思っております。
拙ブログはメジャーどころよりマイナーな山が多いですが、こんな山もあるんだなぁ、と思って見ていただければ幸いです。
今回のコースは昔は迷路のような林道走行が大変だったようですね。
登山道以外はばっちり整備されてアプローチに関しては楽になったと思います。
何時か何処かの山でお会いできる日を楽しみにしております。
SONE
2013/10/07 07:50
SONEさん、こんばんわ!
懐かしい鏡ヶ池・・・、アラララ水量がスゴイ事になってますね。私の寝床はイモリ君の遊び場になってたりして(笑)
ハードな岩登りの記事も刺激的ですねわ〜。自分では経験出来ないので疑似体験っぽく楽しませてもらってます。
私は今月全くお天気に恵まれず、山撃沈継続中です。今週末も悩みどこです( ̄ー ̄)
とむかの
2013/10/29 22:11
とむかのさん今晩は。
鏡ヶ池はほとんど森の脇まで水につかっていましたよ。
従って寝床の確認も全くできない状況でした。
宮城ではオボコンベが唯一の岩場の山ですが、他の山はスケールが全然違いましたね。
今週末は土曜日のみ天気が良さそうですね。
日月は冬型の気圧配置になるので、奥羽山脈の山々は時雨そうです。
SONE
2013/10/29 22:53

コメントする help

ニックネーム
本 文
2013.9.29 前船形山から船形山(宮城・船形連峰) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる