東北の山遊び

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zoom RSS 2013.11.9 櫛形山から鳥坂山(新潟・下越)

<<   作成日時 : 2013/11/12 21:41   >>

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新潟県下越の櫛形山脈は日本一小さな山脈と呼ばれている。
10数年ぶりに小春日和の晴天の下、櫛形山から鳥坂山まで縦走してきた。

【 11/9 櫛形山(568m)から鳥坂山(439m) 新潟・下越 】
大沢尾根登山口〜主稜分岐〜タカツムリ城址〜櫛形山〜タカツムリ城址〜主稜分岐〜飯角分岐〜坂井越〜板入りノ峰〜黒中山〜ユズリハノ峰〜鳥坂山〜下赤谷城跡〜胎内観音口

今回は一年ぶりに山仲間のみどぽんさんとご一緒する。
その他の参加パーティはmorinoさんとマスさんの二人。

宮城・山形県境の二井宿峠を走行していると、朝の気温はマイナス2度まで冷え込んでいた。
置賜盆地の西側に白銀に輝く飯豊連峰が遠望できる。
東北は晩秋から冬への季節の変わり目であった。

朝霧の小国盆地を抜けて新潟に入ると晴天が広がった。
みどぽんさんと待ち合わせている森林公園口じゃなく、間違って大沢登山口に行ってしまい、電話するとみどぽんさんがこちらに来てくれた。

朝8時10分に山の神を経て主稜線に至る中ノ沢尾根を登る。
出だしから急登で冷えた身体が一気に温まる。

森林公園・城跡コースが左手から合流すると付近の雑木林は紅葉の盛りであった。
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展望が開けた場所から中条の街並みと、日本海に浮かぶ粟島が一望できる。
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1時間弱の登りで主稜線に上がる。
ここを右折して櫛形山山頂に向かう。

タカツムリ城跡付近は黄葉が見事なブナ林が続き、櫛形山登山の見どころの一つとなっている。
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櫛形山の山頂からは東側の大展望が広がる。
シルエットになった冠雪した飯豊連峰
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北西には祝瓶山。
そして近くに光兎山(右)と鷲ヶ巣山が同定できる。
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ベンチに座って飯豊を眺めながら、マスさんお手製の和菓子『山づと』をいただいた。
中にあんこの入った蒸しパン風の柔らかい和菓子だった。
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山頂で記念写真を撮ったあと、いよいよ鳥坂山まで山脈の2/3の行程を縦走する。
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しかし何故こんな小さな低山の連なりが山脈と呼ばれたのであろうか?
その答えが麓の道の駅で配っていたパンフレットに記載されていたので、一部要約して紹介する。

櫛形山脈は加治川と胎内川に挟まれた直線距離13kmの山並みで、最高峰は標高568mの櫛形山である。
この小さな山並みは日本で初めて作成された地形図(大日本帝国陸地測量部発行:大正14年 『図版名:中条』)において、櫛形山脈と命名された。
山脈という名称を持つ山並みで、たった一日で縦走できるのは、全国でここだけ。
まさしく日本一小さな山脈である。


この山脈を全山縦走は願文山から大峰山を経て櫛形山に至り、鳥坂山から白鳥山まで踏む場合を言うが、晩秋の短い日の長さを考えるとちょっと厳しい。故に今回歩く行程は2/3の区間に留めた。

櫛形山の頂稜を過ぎて、標高400mラインまで下ってくると雑木林に変わる。
広場となっている飯角分岐を過ぎるが、樹林帯で梢越しにしか景色が見えない単調なアップダウンが延々続く。

色づいた雑木林の紅葉を眺めながら里山歩きを楽しむ雰囲気であった。
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途中でナメコを見つける。
単調な行程にアクセントをつけてくれる存在だ。
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何も変哲がない登山道のところで休憩していたら、その周辺に沢山のムラサキシキブの実がなっていた。
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峠みたいな鞍部についたら、そこに坂井越と書かれていた。
昔は東側の坂井城に行く峠道が存在したらしい。

ここは本縦走路の中でも有数の展望地となっていて、斜逆光になった飯豊連峰が雄大に見えていた。
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飯豊北部の重鎮:朳差岳
山頂の小屋まで確認できた。
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右から北股岳、門内岳、地神山と連なる飯豊主稜線。
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坂井越から再び小規模なアップダウンの連続で鳥坂山を目指す。
以前登った時には三角点のあるピークから櫛形山が良く見えた記憶があるが、周りの木々が伸びてしまって展望はなかった。
その先は右手が杉の植林地のところがしばらく続く。

やがて再びブナ林が広がってくると板入りノ峰は近い。
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ブナの林床はユキツバキの群生地となっていて、狂い咲きのユキツバキが咲いていた。
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カエデの紅葉が見事な場所を過ぎると。
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ブナの森の囲まれた静寂の板入りノ峰山頂に着く。
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ここでマスさんお手製のケーキ『タルト オ ココ パイン』を御馳走になった。
パインの薄切りを中に入れて焼き上げ、ココナッツの風味が香ばしい美味しいケーキだった。
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黒中山と表示されたピークを過ぎると、縦走路は北西へと90度左折する。
ここから先は右手に胎内川を眺めながらの展望の良い稜線歩きになる。

行く手に最終ピークの鳥坂山が見えてきた。
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左手には遠ざかった櫛形山が見えている。
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展望の利かないユズリハノ峰で登山道は二分する。
左手が石切山への下山路。
縦走路は右に入る。

少し下ったところで胎内川の対岸に位置する高坪山の全貌が見えた。
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午後の日を浴びて紅葉が透けて見える。
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淡島方面が良く見える鳥坂山で休憩。
ここから北側の胎内観音まで一気の下りとなる。

途中で飯豊連峰を振り返った。
青空に数本の飛行機雲が伸びている。
好天でも飛行機雲が何本も糸を引く日の翌日は、荒天になりう可能性が高い。
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小さな鞍部から少し登ると下赤谷城跡に着く。
コンクリートで固められた石積があり、どんな目的で作られたのか疑問を持ってしまった。
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ここから胎内観音までは、ロープの助けを借りないととても下れないほどの急坂が続いた。
下りきったところが道の駅:胎内がある樽ヶ橋遊園である。

ここでみどぽんさんの奥さまが車で待っていてくださった。
そこから大沢尾根の登山口に私の車を取りにいき、登山口でみどぽんさんと別れた。

天気に恵まれ、日本海と飯豊を見ながらの眺望の縦走は楽しかった。

GPS軌跡です。クリックで拡大。

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動画です。



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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
レポと動画のUPご苦労様でした。
動画はふかふかした落ち葉を踏みしめて歩く音が印象的でした。
胎内観音への下りは予想外の急坂で精神的に疲れました。大きな袋を手に持ったまま下ったのは反省点です。やっぱり白鳥山経由のほうが良かったかとこちらも反省です。
みどぽん
2013/11/12 23:52
みどぽんさん今晩は。
最高の天気の下でご一緒できて楽しかったです。
動画はほとんど樹林帯の歩きでしたので、メリハリのある編集ができなかったです。
胎内観音への下りの急さには驚きましたね。
私も三脚を持ったままでしたので、ロープを使えずに苦労しました。
しかし道の駅の暖かいテーブルでコーヒーを飲みながら待っていた二人にとっては、胎内観音口で正解だったと思いました。
SONE
2013/11/13 00:13
お世話様でした。
低山とは思えぬ急坂にアップダウン。そして素晴らしい展望の縦走を堪能させてもらいました。
お土産付きというのがまた嬉しい。(^^)
胎内観音への急降下は丁、摩耶山でやったばかりなので面白かったですよ。
またよろしくお願いします。
morino
2013/11/13 12:54
こんばんは。
紅葉も素晴らしいですが、お菓子も美味しそう!!!。
細身ですがブナの林が素敵です。
MORINOBUNA
2013/11/13 19:29
私の大好きな山容です。黄様が日に透けて綺麗ですね。
天気のいい日にこんな里山、ゆっくり歩きたいです。
蕃山かなぁ・・・。(笑)
くまたか
2013/11/13 20:34
紅葉と、日本海と、アップダウンとキノコで言うことなしですね。
いつかは日本一小さな山脈のこの道を歩きたいですね。
マロ7
2013/11/13 21:46
morinoさん今晩は。
標高から想像もできない縦走路ですよね。
紅葉、キノコ、そして展望と全てが揃った山でした。
胎内観音への下りには面食らいましたね。あんなに急だとは思いませんでした。
SONE
2013/11/13 22:04
MORINOBUNAさん今晩は。コメントありがとうございます。
マスさんの手作りのスイーツは絶品ですよ。
山での休憩時間が待ち遠しくなります。
新潟では標高が600mにも満たない低山でも、味わいあるブナ林が見られて素晴らしいです。
SONE
2013/11/13 22:07
くまたかさん今晩は。
ちょっと遠い山ですが、まだブナの黄葉が盛りで本当に楽しめました。
標高が低いので日が差し込む場所は暑いくらいでしたよ。
蕃山は今が紅葉の盛りです。今週末はお勧めですよ。
SONE
2013/11/13 22:09
マロ7さん今晩は。
もう紅葉は終盤かな、と思っていたら一番いい時に登ったみたいです。
天気に恵まれて、日本海も蒼く見えていました。
春先は一面にカタクリが咲くらしいです。日の長いその時期が一番適期でしょうかね。
SONE
2013/11/13 22:12

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2013.11.9 櫛形山から鳥坂山(新潟・下越) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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