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zoom RSS 2013.11.16 鉤掛森と竜馬山(山形・神室連峰)

<<   作成日時 : 2013/11/20 22:46   >>

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当初は庄内の山に登る予定だったが、事情があり車の往復に時間がかからない最上地方の竜馬山と大平山に登ることに変更。しかしこの日の山形県は放射冷却で冷え込んだ空気が霧になり、終日下界は霧に包まれていたために、より標高の高い鉤掛森に転進して霧の上に抜けた。

【 11/16 鉤掛森(838m)と竜馬山(520m) 山形・神室連峰 】

(鉤掛森) ふれあいの森散策道入口〜第一休憩所〜尾根〜三角山展望台分岐〜鉤掛森〜南西尾根を藪漕ぎ〜第二休憩所〜ふれあいの森散策道入口

(竜馬山) 修験道コース入口〜道を失い藪漕ぎ〜東尾根〜ナイフリッジ〜修験道コース合流〜山頂北側の小ピーク〜竜馬山〜山頂北側の小ピーク〜修験道コースを下って登山口

霧が立ち込める暗い車道をグリーンバレー神室に向けて左折する。
温泉施設の前を直進してキャンプ場を横に見て林道に入る。
林道終点は車10台は止められそうな広いスペースになっていた。

同行したマスさんは仕事疲れで眠いらしく、この山は登らずに車で待っていることにした。

登山口にはふれあいの森散策道と書かれた案内板が設置されている。
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沢筋を登り始めると直ぐにブナ林に入る。
少し霧が晴れてきたようだ。
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やがて日の光が差し込んできて幻想的な風景を見せてくれる。
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少し標高を上げ第一休憩所に着く。この標高までは霧が登ってこないようである。
週の初めに降った雪と、ブナの落葉がすばらしいコントラストを見せてくれる。
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積雪は10cmから15cm程度。辛うじて登山道が確認できる。
もう少し積雪があったら登山道を忠実に辿ることは不可能になるであろう。

倒木にムキタケが沢山生えていた。
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やがて斜度が急になってくると、登山道は右の尾根に向かって斜高する。
その途中で酷い獣臭が立ち込め、長さ20cmはある熊の足跡が登山道に残っていた。
つい先ほどまでこの付近に熊がいたようである。

尾根に乗り上げたところで展望台がある。
ここは月山がよく見える場所なのだが、この日は霞がかかって遠望はほとんど利かない。
雲海の広がる平野部が望めた。
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ここから三角山展望台、そして鉤掛森までの行程は2011年の9月に有屋峠越えをしたときに歩いた経験がある。
その記録はコチラを参照。→ 2011.9.25 鉤掛森から黒森

急な尾根道を登って三角山展望台の分岐に出る。
右手の展望台は以前登ったので立ち寄らず、左折して鉤掛森を目指す。

尾根の東側は時折展望が開けて、三角形の山容を持った水晶森が見えている。
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その右手には雪を戴いた神室山が眺められた。
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鉤掛森の山頂は樹林に囲まれて展望はない。
梢越しにかろうじて烏帽子山が見えている。
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山頂から道のない北西尾根を藪漕ぎで一気に下った。
藪漕ぎと言っても薄い笹薮の下りなので、遠回りして登山道を下るより遥かに効率よく歩ける。

下りきると再び林床のすっきりした魅惑のブナ林に出た。
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適当に山勘で歩きているといつの間にか散策道に合流する。
第二休憩所を過ぎて下っていくと黄葉の残るブナの森になった。
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車にお昼すぎに戻る。
マスさんはぐっすり寝ていた。
車の中で軽く食事をしてから次の山:竜馬山に向かった。

鉤掛森は展望はほとんどない山だが、幽玄なブナも森の歩きを楽しめる山である。

GPS軌跡です。

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再び下界の霧のゾーンに入る。

有屋地区宮集落のところから晴れていれば屏風のように連なった竜馬山の東面岩壁が見えるのであるが、霧のベールに包まれて全く見えない。
その岩壁の下には古くからの祠があり、12神が鎮座しているとされている。有屋地区では、今でも、金山まつりに合わせて、12神に参る「御山駆け」が行われているらしい。

竜馬山には上半身が白竜、下半身が馬という怪物が棲んでいた伝説があり、金山町に生まれた者なら誰もが知っているそうである。その姿はとても恐ろしく、何十年かに一度、竜馬山から天空高く飛び上がる姿が目撃されるという。


この山は金山川の対岸にある魚清水地区から登る正式な登山道が存在する。
しかしまだ登ったことがない道で、霧の中でその道を特定できるかが少し不安であった。
おまけに地形図を忘れてしまいGPS頼りである。

車で金山川を渡る橋のところまで行ったが、生憎橋が工事中のため大迂回しないと魚清水まで行かれない。
面倒臭くなって、宮集落の近くにある小学校の先にある修験道コースから登ることに変更した。

路肩に車を止めて、赤テープのみで登山口を分かる踏み跡から入山する。
杉林の中の踏み跡は極端に薄く、とぎれとぎれに付けられた赤テープが唯一の登山道の証となっていた。
しかし途中で赤テープを完全に見失い、仕方なく急斜面を直登していくと岩壁に行く手を遮られてしまった
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上の写真のところまで際どいトラバースをして、そこから木に掴まって上部の尾根まで攀じ登る。
小尾根上には道はなく、更に北側の尾根までトラバースすると、やっと踏み跡がでてきた。
左手が絶壁になっている小さなピークに出ると、東側に神室山方面が見えている。
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顕著な踏み跡があるので、ここから先は楽勝かな、と思っていたら行く手にナイフリッジが現れた。
とてもナイフリッジの上を越えられる状況ではない。
良く見ると岩場の右手にロープが設置されている。
右の足元は絶壁。ロープと木の根、岩角を頼りに一歩一歩慎重にナイフリッジの根本を巻き進んだ。

この岩場のところから竜馬山の壮絶な東面岩壁が望める。
背景には杢蔵山がシルエットで見えていた。
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極端なヤセ尾根が続き、このルートを下山するのは難しいと感じていた。
山頂からは遠回りになるが魚清水コースを迂回しようと思っていた矢先に、右手からロープがべた張りにされた修験道コースが合流した。
これで下山路が判明してので一安心する。

頂稜に抜ける急なロープ場を登りきると山頂北側の小ピークに着いた。
山頂までは歩きやすい登山道を辿るのみ。
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午後3時少し前に竜馬山の山頂に到着。
想像したより遥かに険しい山であった。
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山頂からは雲海の上に半島状に見える杢蔵山の姿が印象的であった。
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山頂でマスさんお手製のかぼちゃのチーズケーキをいただく。
まるでかぼちゃプリンのようなトロトロの美味しいケーキであった。
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その他におにぎりやスープを飲んで一息つく。
霧じゃなければ山頂から眼下に有屋地区が望めるはずであるが、それは次に登る機会の楽しみに取っておこう。

晩秋の夕暮れは早い。あと1時間もすると暗くなってくるので急いで下山する。

夕日を浴びた付近の山々が印象的に見えている。
左手奥の険しい山は甑山だ。
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雲海の彼方に弁慶山地が望める。
鳥海山は肉眼でやっと見えているが、写真に収めることは困難であった。
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修験道コースはロープがなければ下れない急斜面が続いた。
足場になるステップがほとんどなく、おまけに雪が融けて地盤が緩んでいるために足場を確認しながら一歩一歩くだる。
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途中でトチノキの巨木があった。
霧の中に幻想的に眼前に現れた。
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小尾根の下りから左手にトラバースして杉林に入る。
なるほど、この地点で登りでルートを見失ったのかと納得する。

登りの場合に赤テープが見えないところがあるが、そこを左に斜高して小尾根を目指せば間違いなくロープがある地点に抜けられる仕組みであった。

午後4時10分。すでに暗くなりかけの時間に車に戻れた。
標高は低いが難易度の高い山であった。

GPS軌跡です。

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動画です。





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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
里山と言っても気が抜けないところが多くておもしろいですね。
雲海が素敵です。
morino
2013/11/21 21:23
morinoさん今晩は。
たった500m足らずの標高なのに難易度はかなり高い山でしたよ。
雲海の風景が高山を思わせますね。
SONE
2013/11/21 22:28
毎年竜馬山に登ろうと計画した日に天気が悪かったり急用ができたりでまだ未踏です。来春は登りたい。トチノキが良いですね!
みいら
2013/11/22 04:26
私も昨年、竜馬山に行くチャンスがありましたが荒天で流れてしまいました。
雲海がいいですねぇ〜。それにしても、みいらさんは早起き鳥ですえぇ。(^o^)
マロ7
2013/11/22 06:50
みいらさんおはようございます。
低山なので簡単に行けると思っていると機会を逃してしまう山ですよね。
私も念願かなってやっと登れました。
車2台で周回するのがベストのようです。
SONE
2013/11/22 07:55
マロ7さんおはようございます。
ここ1山ですと物足りない感じですので、行く時が限られてきますね。
雲海があって麓から山を眺められませんでしたが、上に出たらすごい景色が待っていました。
SONE
2013/11/22 07:57

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2013.11.16 鉤掛森と竜馬山(山形・神室連峰) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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