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zoom RSS 2014.1.25 谷山ハイキングコースから四方峠(宮城・南西部丘陵)

<<   作成日時 : 2014/01/29 01:14   >>

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谷山ハイキングコースと四方峠は別々のタイミングで歩いたことはあったが、その2点を繋いで歩き通したことはなかった。気温が3月並みに上がる予報の土曜日。車2台で効率よく約10kmの距離があるこの縦走路を歩いた。

【 1/24 谷山ハイキングコースから四方峠(388m) 宮城・南西部丘陵 】
谷山ハイキングコース入口〜なでなで岩〜松尾観音堂〜谷山野外活動センター分岐〜林道出合〜送電線巡視路〜179番鉄塔〜山の入山〜林道経由で西山分岐〜西山四方峠〜羽前街道入口

今回はmorinoさんとmaronnさん、そしてマスさんと一緒の登山となる。
SONE車を四方峠の下にある羽前街道入口に駐車して、morinoさんの車で谷山ハイキングコース入口に向かった。
入口の少し先に車1台分の駐車スペースがある。

東日本大震災以来、このハイキングコースは通行禁止の処置がされていて入口に看板がある。
谷山野外活動センター分岐からの下りでヤセ尾根が地震で崩落してしまい、全コース歩けなくなってしまった上での処置と思う。
しかし一か所崖の縁を歩く以外は、コース全般は全く危険性を感じないで歩けるし、蔵王町方面に抜けるのは問題ないであろう。
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小さな川を何度か渡渉して進む。
以前は仮の橋が設置されていたが、コース閉鎖とともに取り外されてしまった。
登山靴での渡渉は厳しいところもある。
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谷から急坂を登って尾根を目指す
この少し上部になでなで岩がある。
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ゴールデンウィークの頃はシロヤシオとトウゴクミツバツツジが咲き競う遊歩道であるが、今は冬枯れの静かな風景が広がっている。

しばらく歩くと松尾観音堂に到着。
江戸時代中期の建物であるが、全く手入れが入っていないため崩壊の危険が高い。
地震でつか石から柱がずれている箇所もあった。
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お堂の中に入ってみる。
この観音堂の本尊は銅製の馬頭観音像で江戸時代から昭和初期まで馬を飼う人から厚く信仰された。
八月十七日の例祭の時には、着飾らせた馬を引いた人々が多数お参りに来て、出店も開かれるほどであったと言う。

奉納された絵馬の数々からも以前の信仰の厚さが伺える。
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そこから僅かな距離を歩くと一本の太いイヌブナの木に出会う。
毎回見る度に元気に成長していることを嬉しく思った。
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景色が開けたところがあって南東側に連なる里山の風景が望めた。
アカマツの木が多いこの山域は以前は松茸の産地であったらしい。
しかし笹薮が生い茂る現在の状況を見ると、キノコが生えるとはとても思えない。
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谷山野外活動センター分岐のところに送電線の鉄塔が新設され、雰囲気が全く変わってしまった。
その巡視路を利用すれば村田ダム方面に下れるであろうが、東北電力管理の道なのでハイキングコースとしては機能していない。

ここからしばらくの間は送電線の巡視路を歩く
しかし以前の巡視路は鉄塔の付け替えによって閉鎖され、新規の巡視路が平行して走っていた。
以前マロちゃんとマロ7さんご夫婦、そしてebiyanさんと春の麗らかな日に昼食を摂った鉄塔のある丘も、棘藪だらけになっていた。
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この頃から断続的に小雨が降ってくる。
しかし気温が高いので全然寒さを感じない。

一旦鎌倉温泉に至る林道に出てから林道を少し下る。
カーブのところで再び巡視路の看板があり、急坂を登って次の鉄塔に出る。
南側の鉄塔まで沢まで下り、そこから登り返しがあるようだ。
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冬枯れで色のない世界が広がるが、唯一サルトリイバラの赤い実が目立っていた。
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179番鉄塔のある場所は今回一番の展望が得られた。

南側に青麻山とアケラ山の双耳峰が近い。
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振り返ると太白山と愛宕山の尖った山容が並んで見えていた。
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風下で風を避けて昼食を摂る。
地図を読むとここから南東側に山の入山の三角点がある。
偵察すると林道がそっち方面に繋がっているのが分かった。

行きがけの駄賃で山の入山を往復する。
左手の雑木林の中の高いところが四等三角点のある山の入山の山頂だ。
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少し笹薮を漕いだ先に三角点を見つける。
登る意味が見いだせない山頂であった。

鉄塔の直下まで戻って、そこからしばらくは林道歩きが続く。
途中、左手の雑木林の中にシイタケ栽培のホダ木が積み重なった場所があった。
よく見るとかなりな量のシイタケが生えている。
福島第一原発の事故で宮城県南のシイタケにも放射線量が高く出荷制限が長らく出されていた。
恐らく杉林の下で栽培していたホダ木に見切りをつけて破棄したものであろう。
それを見て少し気持ちが暗くなってしまった。

林道歩きは一台のオフロードバイクに出会った以外静かなものだった。
地図とGPSを見て林道から西山に登る道の分岐を確定する。

アカマツの林に続く道を登り切ったところが三等三角点峰の西山であった。
周囲はアカマツ林に囲まれて展望はないが、藪が一切ないので雰囲気は良い。
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西山から車も通れる道を西進すると最終目的地の四方峠に着く。
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笹谷五里、江戸百里の石碑があり、奥には湯殿山碑や首なし地蔵が祀られていた。
昭和34年に川崎町と蔵王町を結ぶダート道が開通したが、この峠は江戸期には参勤交代。庶民の出羽三山参りで栄え、明治時代には県道となって羽前街道と呼ばれた。

峠の上からは南東側の展望が開けていて、遠く亘理地塁山地の鹿狼山が望めた。
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木製の高見櫓の下で休憩する。
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この日はmorinoさんのお誕生日が近いので、そのお祝いにmaronnさんがケーキを持参してくれた。
『ガレット・デ・ロワ(ガトー・ピティビエ)』と呼ばれるパイ生地のケーキで、中にフェーヴと呼ばれる陶製の小さな人形が一つ入っている。公現節(1月6日)に家族で切り分けて食べ、フェーヴが当たった人は王冠を被り、祝福を受け、幸運が1年間継続するといわれる。
しかし当のフェーヴは私がいただいた中に入っていた(笑)
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峠から平成7年に復活した旧羽前街道を下る。
同年に道中祭りを開催したそうであるが、その名残の茶屋跡も残っていた。

最初に現れた1834年に建てられた馬頭観音碑を見て期待が膨らむが、旧羽前街道の距離はたったの600m足らずしかなく、もう終わり!と物足りなさだけが残った。
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帰路は途中の産直店に立ち寄り、谷山ハイキングコース入口に車で戻った。
厳冬期を感じさせない早春のような気温の中での山歩きであった。

GPS軌跡です。

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動画です。





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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ここは2009.5/4に訪れましたね。
先代マロが初めて谷山石橋下で水遊びを覚えた懐かしいところ。
そう、この年の11月末には帰らぬマロとなってしまい皆さんから励ましの言葉をいただきました。
四方峠はまだ行ってませんが、そういう所ですね。でもいつかは行かなければネ(^_^)
マロ7
2014/01/29 08:19
マロ7さん今晩は。
もうかれこれ5年も経ったのですか。
谷山石橋で初めて泳いだマロちゃんの姿を今でも覚えていますよ。
四方峠のみだと面白味が無さすぎますので、やはり今回のルートを推薦したします。
SONE
2014/01/29 16:59
お世話様でした。
なかなか味のあるコースでしたね。
四方峠にあんな歴史があるとは、こちらも嬉しい驚きでした。
羽前街道は近代の道路に吸収されてしまって、ちょっと残念ですね。
morino
2014/01/29 22:46
morinoさん今晩は。
高い山が登れない天候の時にぴったりの山歩きでしたね。
四方峠は現在は歴史の陰に埋もれた存在になっていますね。
川崎町側も古道を整備して、完全に峠越えの道が復活すれば面白いと思いました。
SONE
2014/01/29 23:01
おはようございます。
『谷山ハイキングコース入り口』の看板は味があります。それにもまして写真の一コマ一コマが実にいい。毎回、見飽きない写真ばかりで再訪してみたい写真ばかりです。山を知る者の捉えかたでしょうか。送電線の巡上路を歩く。この写真がいいなぁ。上手いですよ。
ノンキーハイカーズ
2014/02/03 08:49
ノンキハイカーズさん今晩は。
素人写真ですがお褒めいただき恐縮です。
昨年秋からデジ一眼にしましたが、ファインダーでの撮影は構図が決まりやすい印象です。
送電線の巡視路が一番景色に優れた場所でしたよ。
SONE
2014/02/03 19:16

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