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zoom RSS 2014.2.26 白髪山(山形・船形連峰)

<<   作成日時 : 2014/02/28 20:23   >>

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週末には再び天気が悪くなりそうで、ここで登り貯めと思い、久しぶりに船形連峰の白髪山に登ってきた。
黒伏高原スノーパーク:ジャングルジャングルのクワットリフト1本を利用すると、数分で水無山まで登れてしまい、その後は水無尾根を忠実に辿ると白髪山まで比較的簡単に登れる冬季限定のルートである。

【 2/26 白髪山(1284m) 山形・船形連峰 】
スキー場駐車場=ゲレンデトップ〜水無尾根〜1245m峰〜白髪山〜1245m峰〜北側斜面〜柳沢小屋〜スキー場駐車場

2月15日から16日にかけての大雪以来、国道48号線が通行禁止になっていて25日、10日ぶりに通行禁止が解除された。
関山トンネルから東へ1kmの地点まで計7か所の雪崩が発生し、54台の車が立往生してしまい、その内1台が広瀬川まで雪崩で落とされてしまったのである。
長年通り慣れている関山街道でこんな事が起きるとは想像もしていなかった。

今回通行してみて雪崩のデブリは全て片付けられていたが、トンネル入り口の寒風山登山口付近の沢が完全に雪で埋まり、雪崩の規模の大きさが分かった。
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国道48号線から右折して東に戻るように黒伏高原スノーパーク:ジャングル・ジャングルに向かう。
国道が通行止めの期間中は仙台からの来場者が激減して商売にならないと報道されていたが、ここにきて一息つけたようである。

スキー場の駐車場から東北最大の岩壁を持つ黒伏山が迫力ある姿で見えている。
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リフト券1回分(400円)を購入してイーストゲレンデのトップに立つ。
ここは水無山のピークに当たる。

スキーにシールを装着して歩き出す。
最初は下り。振り返ると水無山が見えていた。
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南側には県境稜線上の奥寒風山と寒風山の姿が逆光の中に見えている。
この日は東北一円晴れの予報であったが、昨晩弱い低気圧が通過したようで、霞んでいるような雲が残ってしまった。気温も下界では8度まで上がるようで、積もった雪が融けて水蒸気が上がっているようだ。
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水無尾根は多少のアップダウンはあるが、枝分かれしない一本尾根なので迷うことはない。
雪庇に注意して登れば、雪山初心者ルートとも言える。

尾根の先に白髪山がはっきりと見えてきた。
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途中で若いブナの森の入るが、概ねカラマツの植林地を登る行程が続く。
北側の展望が開けた場所から尖がった山容の柴倉山が望めた。
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左手奥には最上カゴの岩峰が見える。
この角度から眺めた山容が一番岩っぽく鋭い感じがする。
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漸く白髪山が近づいてきた。
この付近から水無尾根は急登となる。
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やがて大きな雪庇が張り出したかなりな急登が目の前に現れる。
この場所は雪が少ない年や、3月下旬ごろになると、雪庇に割れが発生して登るのが難しくなる事がある。
そんな時は斜面の北側を大きく巻いて1245m峰に乗り上げた方が安全である。
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雪庇の登りから水無山を振り返る
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登り切った1245m峰は霧氷が美しかった。
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1245m峰の北東側には巨大な雪庇が張り出しているので、あまり雪庇の先端に近づかない方が肝要である。
少し下って登り返すと夏道のある県境稜線に合流する。

ここからの展望は粟畑の雪原の後に、仙台カゴの岩峰と船形山(御所山)が重なって思わず見とれてしまう景色が広がる。
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白髪山の平頂はもうすぐ
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大きな雪原が広がる最高点付近から南端の三角点方面を望む
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三角点付近から船形山を見上げる。
粟畑付近で撮影したショットより、仙台カゴの位置関係が変わっている。
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南側を望むと奥戸立山、奥寒風山、寒風山へと続く県境稜線が一望できた。
蔵王連峰は霞みの上に山頂部だけが薄く見えていた。
月山と鳥海山も白い山頂だけ確認できる。
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厳冬期なのに全く寒くない、正に春山的な山頂の一角でゆっくり昼食を摂る。
雄大な景色を観ながらカップ麺を食べてコーヒーを飲んだ。

帰路は山頂の西端まで行って北西側のゴツゴツした山容の山並みを眺める。
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左から順に黒伏山
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沢渡黒伏と山名の通り真っ白な白森
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一番目立つ山容をした柴倉山
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1245m峰に向かう途中で最上カゴと荒神山が重なって見えていた。
お昼前には荒神山は霞んでいて余り見えなかったのだ。
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1245m峰でシールを剥がす。
ここからブナの原生林を高差150m滑るが、本コースの中で滑りが楽しめるのはこの斜面だけである。
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最初は生コンのような重い雪質だったが、中断からブナの林床にパウダーが少し残ってそこそこ滑りが楽しめた。

快適な斜面もあっと言う間に終わり、後はひたすら緩斜面の歩きが続く。
雪が湿って重いので少しの傾斜だと全く滑らない。

杉林の奥に毘沙門山が見えている。
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柳沢林道を忠実に辿るとかなり遠回りになるので、今回は左手に沢筋を見下ろす直線的なルートで柳沢小屋を目指した。
途中に密林のような杉の植林地があるので、それを避けながら左手に逃げるようなラインである。

しかしこれは失敗。地形図では読み取れない小さなアップダウンがあり意外に苦労する。
最後の杉林の急斜面だけ滑りが少し楽しめた。

柳沢小屋に着くと、スキー場から小屋まで立派な深いトレースが付いていた。先週末に大人数で小屋に来た模様。
小屋の入口とトイレの入り口が綺麗に掘り出されていた。
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小屋から先はボブスレーコースのようなトレースを滑るだけ。
日陰は良く滑るが、日向に出ると急にスキーにブレーキがかかるので、何度も転びそうになり疲れる。
しかし歩きより遥かに効率より下山でした。

晴天の大展望を期待して入山したらが、全然遠望が利かずに肩すかしを喰ったような山になってしまった。
でもここまで晴れたのだから上出来と言えるであろう。


GPS軌跡です。

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動画です。






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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
最近、ここのリフトはスキー意外駄目と聞きましたが…。
私はお気に入りのコースですよ。
最上カゴ、仙台カゴが目映い(^o^)
マロ7
2014/02/28 21:06
マロ7さん今晩は。
尾根上にスノーシューの跡が残っていましたよ。
ゲレンデ歩きは禁止ですが、山頂までリフト使用はどうなんでしょうね?
最上カゴと仙台カゴの存在がより山行を印象的にしてくれますね。
SONE
2014/02/28 21:13
またまた雄大な景色を楽しませていただきました。
比較的近くに、素晴らしい雪山があっていいですね。
スキーは雪山を効率的に歩く手段だということが実感できるレポと感じました。
みどぽん
2014/02/28 21:30
みどぽんさん今晩は。
結構登っている人がいる山なのですが、滑り主体とは言えないので評価はイマイチです。
但し雄大な景色が満喫できるため、晴れていると大満足できる山でもありますよ。
今回はスキーで大正解でした。藪があまりないので効率よく行動できます。
重く深い雪のラッセルも歩きより数段楽ですね。
SONE
2014/02/28 21:39
冬ならではの素晴らしい景色を楽しめるところですね。
以前ebiyanさんがスノーシューで行っていましたので、スキー以外でもOKでしょう。
早く体を治さなければ…
morino
2014/02/28 22:08
morinoさん今晩は。
冬限定の展望コースですよ。
スノーシューでリフト使えるか聞いていなかったですが、ゲレンデを歩かない前提なら大丈夫かも?
肩が痛いのが問題ですね。早く治ることをお祈りいたします。
SONE
2014/02/28 23:39
 ああ、そういえば繋がっていたんですね。
ジャングルジャングルへ行ったついでに水無山に登頂(笑)
しましたが、その先のルートは考えませんでした。

 白髭山には関山トンネルから上がって北方へ通過した
ことがありますが、本当に眺めが良くて「第一級」と
言っても過言ではないと思いました。
ファーマー佐藤
2014/03/02 08:23
ファーマー佐藤さん今晩は。
アップダウンが多いのでスキー滑降には向きませんが、雪庇が張り出して歩きやすいコースですよ。
関山トンネルから白髪山は歩く人が稀ですが、展望が素晴らしいコースで大好きです。
SONE
2014/03/02 18:45
九州の無雪地帯を登山するノンキーハイカーズです。紹介されている雪山を見るにつけ思うことは、歩くにしても相当きついだろうということです。雪を蹴りながら登る。想像しただけでゾッとしますよ。
ノンキーハイカーズ
2014/03/03 09:36
ノンキーハイカーズさん今晩は。
今回は山スキーを利用して登っているので、深くラッセルしないで登っていましたよ。
表面が硬くなったモナカ雪なので、スノーシューやカンジキでは苦労したと思います。
木々の密生度や雪質などを考慮して足回りを何にするか決めています。
SONE
2014/03/03 19:04
リフト利用、冬期限定、好展望、尾根歩きと私の理想のコースですね(笑)

でも、私のスキー、スノーシューの経験からは、クレバス、クラックは、ほとんど皆無なので、予備知識や経験が必要ですね。
NYAA
2014/03/04 07:13
NYAAさんこんにちは。
スキーじゃなくて歩きの場合はリフトを利用できないという噂もあるので、行かれる場合は確認したほうが良いでしょうね。
カラマツ林が多いのが難点ですが、雪庇の上は何処までも景色が見えます。
この尾根は時期が遅くなると随所にクラックがでてきますので、北側の藪に逃げることが多くなります。
月山の前衛峰で一度深いクレバスに落ちて、横に伸びた灌木に引っかかって危ない目にあったことがありますよ。
SONE
2014/03/04 15:31
いつも拝見しています。そしていつも写真きれいで上手ですね。
SONEさんの記録を見てどうしても行きたくなり昨日、登ってきました。
スノーシューOKで左のリフトに乗りました。見える山名もメモして行き、我が地方に無い様な形の山が見られて満足しました。。ありがとうございました。
okusan
2014/03/18 15:57
okusan今晩は。
写真お褒めいただきまして恐縮です。
スノーシューでのリフト乗車大丈夫でしたか。
あるパーティは断られたという情報がありましたが、管理する人によるのでしょうかね。
この山域はゴツゴツした山容の山が多いので独特な感じですよね。
okusanのブログにも遊びに参ります。
SONE
2014/03/18 17:44

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