東北の山遊び

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zoom RSS 2014.2.23 牧山とトヤケ森山(宮城・石巻市)

<<   作成日時 : 2014/02/26 00:16   >>

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2週連続の大雪で仙台市西部の山はカンジキを持たないと登れない状況である。
しかし太平洋沿岸の平野部は比較的積雪が少ない模様なので、遅めの時間ながら久しぶりに石巻の里山を訪ねた。

【 2/23 牧山(250m)とトヤケ森山(173m) 宮城・石巻市 】
●牧山:大門崎入口〜伊原津山〜牧山(零羊崎神社)〜アヤメ園〜井内山〜みはらし台〜アスレチック場〜車道〜大門崎
●トヤケ森山:北側の林道ゲート〜林道分岐〜林道終点〜トヤケ森山(往復)

牧山は石巻市の裏山的な存在で登山対象とは見られていない。
山頂には零羊崎神社が鎮座し、そこまで車で登れるのでハイキングとしても興味が薄れる存在なのであろう。
しかし南西側の大門崎から馬蹄形に広がる山並みを周回できる遊歩道も整備されていて、その距離8km弱の歩き甲斐のあるコースがある。

日和大橋を抜けると大門町に出る。
多くの住宅が津波で流され、現在は新たに作られた工場の一部が稼働している街並みに入る。

大門町と湊町の境に神社があり、その奥に車を止める。
国道まで出ると歩道橋のそばに大きな鳥居がある。
そこが牧山の登山口になる。
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整備された道を登っていくと見晴らしの良い公園に着く。
眼下に津波被害で空地が目立つ大門町が見える。
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西側は北上川の河口があり、その左岸の湊町、右岸の門脇町と南浜町は津波で壊滅状態になった。
右手奥に見える日和山に避難して難を逃れた人たちは多い。
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アンテナ施設より奥に入ると街の騒音もなくなり、雑木林の中の静かな登りが続く。
途中で小さな三角点ピークを越えるが、伊原津山と呼ぶらしい。
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途中から杉やヒノキの植林地の登りが多くなる。
展望が利かない歩きに飽きてくる頃、山頂の零羊崎神社に至る車道に出る。

そこからは牡鹿半島の付け根に当たる大六天山が望めた。
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その右手前には渡波地区が一望できる。
この地区も津波で甚大な被害を受けたが、距離が遠いのでその様子は分からなかった。
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再び鳥居を潜って石段を登ると牧山山頂の零羊崎神社(ひつじさきじんじゃ)に着く。
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牧山の由来は、応神天皇2年に、神功皇后の勅願により「涸満瓊別神(ひみつにさけのかみ)」という神名を賜り、東奥鎮護の神として牡鹿郡龍巻山に祀られたと伝わる。神社名の「零羊崎(ひつじさき)」は涸満瓊別神にちなむもので、龍巻山は龍の字が取り除かれて「牧山」と呼ばれるようになった。

東日本大震災では牧山の麓まで津波が押し寄せたことから、付近住民の一部が高台のこの神社へ避難してきた。このため、境内社の栄存神社の社殿前が一時避難所となっていたと言われる。

山頂は杉林に囲まれ展望は一切ない。
冷たい風も吹き抜けているため、休憩は取らないで牧山市民の森方面に下った。

途中で三吉神社や稲荷神社を見て下っていくとアヤメ園がある社務所に出る。
そこから山道を少し登ると右手に三角点の看板があり、この山は井内山と呼ばれる。

送電線の鉄塔がある場所からは北側に展望が少し開けていた。
下山してから次の山として予定しているトヤケ森山が見えている。
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車道に合流して少し下っていくと右手に採石場が見えてくる。
その先にみはらし台の看板があり、立ち寄ってみると殺伐とした光景の中に光る仙台湾の姿が遠望できた。
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駐車場の地点まで下ると、フィールドアスレチック施設の工事が行われていて、車道の雪は除雪されていた。
震災以降この施設は全て休止されていたが、この春の再開を期して急ピッチで整備作業が行われている模様である。
前回来たときは多くの家族連れでフィールドアスレチックは賑わっていたが、その姿が再び戻りそうである。

キャンプ場の管理棟から左折して狭い山道を下っていくと、最終的に零羊崎神社に至る舗装された車道に降り立った。
この付近には生コン工場があり、近くを牧山トンネルが通過しているので、一挙に町に戻ってきたような感じがした。
そこから車を止めた大門崎までは住宅地を多少歩かねばならない。

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次は石巻市街地を抜けてトヤケ森山を目指す。
信号が多いので思ったより登り口に着くのは時間がかかった。

山の北側にある林道からアプローチするが、その入口には鍵をかったゲートがあり車の進入はできない。

カメラだけ持って空身で往復する。しかしほとんど登りはじめの標高は10mなので、山頂までの標高差は160mもある。里山と言いながら決して楽な登りではない。
もう日暮れが近づいているので雪道ながら登りのピッチを速めて歩く。

林道終点からは膝下のラッセルになり、苦労してトヤケ森山頂に着いた。
夕日が脊梁山脈にかかる雪雲の中に沈もうとしていた時間であった。
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この山は地元では馬っこ山と呼ばれている。
山の背の形が馬の背中に似ているような感じがする。
今年の干支は馬なので、干支の山の番外編として狙っていたのだ。

そしてこの山のもう一つの特徴は、山頂一帯がパラグライダーのテイクオフ地として整備されている点である。
それ故に山頂からの展望は正に360度。
石巻市街地がこれほど見える場所はここ以外考えられないであろう。
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足元には蛇行する東北一の大河:北上川の姿が一望できる。
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南東には先ほど登った牧山
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北東には平野部の果てに島のように浮かぶ崑岳山が見えていた。
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強風が吹き抜ける山頂は酷く寒いので、記念写真を撮って急いで下った。
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夕暮れが迫ってきたので急いで下る。
寒くない時期に夜景目的で登ったら素晴らしい景観が見られるであろう。
そういえば南側の山頂直下まで舗装道路が登ってきていた。
何処から登ってきている道なのであろうか?


GPS軌跡です。

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動画です。




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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
干支の山、結構ありますね。
SONEさんにかかればまだまだ有りそう。
急坂、藪漕ぎの山はまだ駄目なのですが、そろそろ運動不足解消にどこか行ってみます。
morino
2014/02/26 22:36
morinoさん今晩は。
三角点名を細かく探せばまだ馬の付く山が出てきそうですね。
今はモナカ雪のツボ足歩きになりますので、山に入るのは厳しいかもしれません。
亘理周辺の山ならリハビリ登山には良いと思いますよ。
SONE
2014/02/26 22:47
いつも通る度にトヤケ森をねらっていました。
牧山もヤブがないからマロ子は喜ぶだろうね。
牧山神社もみてみたいね。(^_^
マロ7
2014/02/27 07:23
マロ7さん今晩は。
三陸道から直ぐそばに見えるのですが、裏山的な感じでなかなか足が向かないですよね。
牧山は展望はイマイチですけど、歴史的な遺構が多い山なのでマロ7さんは気に入ると思いますよ。
SONE
2014/02/27 19:34
かなりマイナーな山なんですね。山の存在は知りませんでしたが、最初の鳥居や社殿はとても趣きがありますね。被災地は震災後の生生しさは薄れましたが、空き地が目立ちますね。しかし、雪が無いですね。
くまたか
2014/02/27 20:49
くまたかさん今晩は。
どちらの山もほとんど登山の対象になっていない山なんです。
でも歴史の重みを感じる意味で登る価値はありますね。
現在震災瓦礫は全くない状態ですが、上から見ると空地ばかりで寂しさを感じてしまいます。
この地域は沿岸なので仙台より積雪がトータルで少なかったようですね。
SONE
2014/02/27 22:13

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