東北の山遊び

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zoom RSS 2014.3.9 高山から光山(宮城・牡鹿半島)

<<   作成日時 : 2014/03/11 00:11   >>

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山仲間のmorinoさんは1月下旬に横断歩道を渡っているときに車に跳ね飛ばされ大怪我を負った。
それ以降、山に登れる状態にはなかったが、今回は事故後に初のリハビリ山行に付き合って、4年ぶりに牡鹿半島の光山に登ってきた。

【 3/9 高山(344m)から光山(445m) 宮城・牡鹿半島 】
泊浜上部の車道駐車スペース〜高山〜361m独標〜光山(往復)

震災後、牡鹿半島の山は大六天山にのみ登っていたが、半島中央部の山に登るのは久しぶりである。

前回2010年1月23日の記録は → コチラ

今回は拙ブログに毎度コメントをいただいているCafe tomさんとむかのさん、そしてうめさんの3名に、毎度おなじみのmorinoさん、maronnさん、マスさんと一緒のパーティとなる。

石巻市渡波から万石浦にかかる橋を渡ると牡鹿半島に入る。
県道沿いに点在する浜は津波で壊滅的な被害を被り、ほとんどの民家が流失して空地が広がっていた。
現在は港湾施設のみ復興作業が進み、後背地のかさ上げを行っているようで、災害復興住宅ができるまでには未だしばらくの時間がかかりそうである。

物故した母の実家が牡鹿なので長閑な港町風景が記憶に刻まれているが、人の営みが消えた浜の現状は身につまされる思いであった。

大原地区から左折してコバルトラインの大原ICを潜り、牡鹿半島東岸の谷川浜に出る。
因みに大原ICから山鳥渡しまでの区間、コバルトラインは土砂崩れのために通行止めになっている。
光山はコバルトラインから派生する林道を大草山鞍部まで登ると、非常に簡単に登れる山であるが、それでは単なるピークハンターになってしまうので、今回は高山から光山を往復するルートを考えていた。

谷川から泊浜方面への道に右折してワインディングロードをしばらく走行すると、右手に不確かな林道が現れる。
ここが高山林道の入口で、ゲートに綱がかけられ車が進入できないようになっていた。
その地点の広い駐車スペースに車を止める。

高山林道は随所で小規模な崩落が認められ、RV車でも走行は厳しい感じであった。
本来は林道の終点から高山を目指すが、今回は途中から右手の尾根に道に関係なく登ってみる。

この界隈の山はニホンジカの食害で、林床の低木や藪が一切ない雑木林が続くので、道に関係なく何処でも歩ける気軽さがあるのだ。

やがて前方に高山の山頂が見えてくる。
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高山直下の登り。
この時点では稜線にでると寒い北西風が吹き抜けていた。
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赤い鐘楼が建つ高山山頂
ここには飯綱大権現の石碑が泊浜と谷川浜の両側を向いて、二基背中合わせに建立されている。
しかし大震災の地震による影響と思うが、二基あった石の鳥居は倒れてしまって、狐の狛犬も正規の場所には置かれていなかった。
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山頂の東側は少し展望が開けていて、そこから右手の方向に金華山が良く見えた。
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眼下には泊浜の沖合にある山王島が見えている。
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高山でちょうど全行程の2/3となる。
ここまでは不確かながら神社の参拝道があったが、光山までは林業の作業道と、古い山道を辿っていく行程となる。

少し下った先に小さな岩場が現れて、そこから目指す光山が見えていた。
前回歩いたときになかった送電線の鉄塔が光山山頂部に確認できる。
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多少倒木が邪魔をするが、概ね藪に悩まされることなく明るい雑木林の中を歩く。
山慣れしていないCafe tomさんと、とむかのさんが少し遅れ気味であるが、頑張ってついてくるので大丈夫そうだ。
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途中の小さな鞍部の東斜面でマスさんお手製の『レア・チーズケーキ抹茶&いちじく』をいただく。
クリームチーズをたっぷり使用したレアチーズケーキはとろけるようなお味で、干しいちじくの粒粒感がマッチして贅沢な休憩となった。
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いよいよ光山への本格的な登りとなる。
標高が高くなり、北面なので雪が解けずに残っていた。
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頂稜の北端に乗り上げると、高山から見えていた鉄塔が建っていた。
後から分かった事であるが、この送電線の鉄塔は光山の東山麓にあるメガソーラー施設の送電線であった。

鉄塔の位置から北側の展望が開けている。
女川原発の施設の一部、そして奥には雄勝の石峰山と小富士山が見えていた。
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鉄塔から少し南に歩くと二等三角点のある光山山頂に着く。
ここは周囲が樹林に囲まれて展望はない。
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昼食は山頂の東側の伐採地まで下ってとった。
風がなく暖かい陽だまりの中で、太平洋の大海原と江島(江の島)列島を眺めながら、気持ち良いひと時を過ごした。
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南東には金華山が至近距離で見える。
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帰路は再び往路を戻る。
全体的に緩斜面が多い下りなので早いペースで下れる。

途中でニホンジカの子供の骸骨を見つけた。
ハンターに撃たれたものではなく、自然に淘汰された個体なのであろう。
牡鹿半島はシカの食害が酷く、有害獣駆除の目的で鹿が間引きされているので、その猟期にあたる期間は誤射される危険性を考えると入山しない方が身のためである。
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午後から風も止み、歩いていると汗をかくほどに気温も上がった。
高山山頂で休憩をとり、そこから正規の参拝道を下ってみる。
すると林道終点の手前で土石流が発生していて道形が不明になっていた。

林道を下って行くとツタ植物の冠毛がまるで梅の花のように見えていた。
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駐車場に戻り、ここでCafe tomさんらと別れた。
あまり皆さんとお話はできなかったが、初めて会った方々にも関わらず和気あいあいと登山ができて楽しかった。
morinoさんも歩きだけなら問題なく行動できることが分かって良かったと思う。


GPS軌跡です。

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動画です。




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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
この山へご一緒してから、もう4年前のことになりますか。
天気が良くて楽しいお山歩きでしたね。
morinoさん、これで復調ですな。(^o^)
マロ7
2014/03/11 09:55
こんにちは。
こちらは日中は15〜17℃です。
『宮城・牡鹿半島』
社会で習い、試験でも何回か出題され入学試験でも出題された半島です。
まだ行ったことがない半島。
一部でもこうして見ることにより、このプログを訪問したかいがあり良かったと思うものです。
じっくり拝見していますよ。
ノンキーハイカーズ
2014/03/11 11:00
マロ7さん今晩は。
ご一緒したときからもう4年も経ちました。
当時は翌年に大震災が起きるとは思いも寄らなかったですよね。
蔵王や船形は肉眼でやっと霞んで見えていましたよ。
morinoさんは手を使わない山なら大丈夫だと思いました。
SONE
2014/03/11 17:48
ノンキーハイカーズさん今晩は。
気温15〜17度ですかぁ 当地では5月ごろの陽気ですよ。
牡鹿半島が御地では試験にでておりましたか。
三陸海岸なんてTVの『あまちゃん』でしか見る機会がなかったでしょうね。
今回の山の景色は地元の岳人でも見る機会が少ない場所なんですよ。
訪問いただきありがとうございました。
SONE
2014/03/11 17:52
海のそばに住んで、毎日海を見ている私ではありますが、リアス式海岸とか小島とか皆無なので、こういう景色に憧れます。内陸が荒れている時に、海岸沿いの山に行くといいかなあなんて、思っています。
NYAA
2014/03/11 21:10
お世話様でした。
お蔭様で楽しいリハビリ登山となりました。
海を見ながらの陽だまりハイクは最高でした。
そして初めてお目にかかる方々とも楽しく歩けましたね。
暫く厳しい山へは行けませんが、またよろしくお願いします。
morino
2014/03/11 21:21
NYAAさん今晩は。
海に近い地域から山に向かうのは大変でしょうね。
確かに三陸より南の地域は砂浜が続きますので、こんなリアス式海岸の景観は珍しいと思います。
震災以前には脊梁山脈が荒れている時は阿武隈山地の浜通りに逃げていましたが、原発の事故で登れる山が限られたのが残念です。
SONE
2014/03/11 22:37
morinoさんお疲れ様でした。
もう歩くだけの山なら大丈夫みたいですね。
腕力を使う山については未だしばらく見合わせでしょうか。
半島の山なので左右に海が見えるのがミソですね。
初めてご一緒した方々も気持ちの良い方々なので楽しく歩けました。
SONE
2014/03/11 22:40
先日はありがとうございましたm(__)m
青い海を見ながらの陽だまりハイク、とても楽しかったです!
SONEさんは山も島も何でも詳しくて、「歩く地図とはこのことか!」と尊敬度がさらに倍増しました!
足が遅く御迷惑をおかけしましたが、今後も精進していきたいと思います。
機会がありましたらまたよろしくお願いいたします!
うめ
2014/03/13 01:36
久々の震災地域への山歩きでした。未だ・・・・
穏やかな海と島々を眺めながら初対面とは感じられない皆さんと楽しく過ごせました。
又天気予報で耳にしていた宮城の江の島も分りスッキリしました。
ケーキ崩れてなくて良かったぁ〜〜ごちそうさん!そしてありがとう!
maronn
2014/03/13 16:25
うめさん今晩は。
初めてご一緒できて楽しかったですよ。
左右に海を見ながら歩けるのは半島の山ならではですね。
昔から地図を読むのが大好きなので、いろいろな場所を見なくても覚えてしまいました。
私も動画撮影しながらなので、最近はかなりゆっくりペースになりましたよ。
またよろしくお願いします。
SONE
2014/03/13 18:53
maronnさん今晩は。
ニュースで谷川浜に一軒だけ建っていたガソリンスタンドの事を特集していました。
あの穏やかな海を見ていると震災の津波が想像できないですよね。
宮城に江の島があるのを知らない人も多いと思います。
毎度のことですが山でケーキを食べられるなんて本当に贅沢ですね。
SONE
2014/03/13 18:56

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2014.3.9 高山から光山(宮城・牡鹿半島) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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