東北の山遊び

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zoom RSS 2014.4.13 荒倉山から高館山(山形・鶴岡市)

<<   作成日時 : 2014/04/17 19:40   >>

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鶴岡市大山の西側に位置する高館山は早春の花の名所として有名であるが、そこから南西の荒倉山まで小連峰と言った感じの山々が連なっている事はあまり知られていない。
以前、大山在住で山仲間の光逸さんがこの区間を歩いている話をしていて、何時かは歩いてみたいルートと思っていた。

【 4/13 荒倉山(307m)から高館山273m) 山形・鶴岡市 】
由良温泉登山口〜金山分岐〜展望台〜ホットハウス〜鞍越峠〜荒倉神社〜奇形ブナ〜荒倉山〜油戸峠〜150m峰〜209m峰〜八森山〜岩倉コース〜高館山〜金沢コース〜内山コース〜瀬ヶ沢〜下池西岸〜大山公園〜大山公園駐車場

荒倉山から高館山に至る縦走路は約10kmの距離がある。
ここを歩く場合は車2台を利用せねばならず、自分一人での縦走は無理であった。

今回はmorinoさんにも車を出してもらい、あかねずみさんうめさん、そしてマスさんのメンバーで山行を行った。

この日は晴れの予報だったので、週間予報を見て雪山でもいいかな、と思っていたが、高館山に百花繚乱に咲き乱れる早春の花はこの日を除いては見る事ができないので、白銀に輝く月山を見ながら月山新道を鶴岡市方面に走行した。

最初は大山公園の駐車場に私の車を置いて、morino車で由良温泉に向かう。
少し遠回りだがこの夏にリニューアルオープンする加茂水族館も見たかったし、日本海も眺めたかったので加茂港から海沿いを走行して由良港に向かった。

ホテル八乙女の前の狭い道を東側に少し入ると、車3台分駐車可能な登山口に着く。
登山口よ行っても尾根に登っていく道だけが目印で、道標の類は一切ない。
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登り初めてから数本のタブノキが見られ、海岸沿いの温暖な地域というのが実感できた。
由良海岸に打ち寄せる波の音を聴きながら登って行くと、彼方此方にカタクリの群生地があり、写真を撮るのに時間がかかる。

途中でヤマルリソウの小群生地があり、皆で歓声を上げた。
最初はルリソウと思っていたが、あかねずみさん、が調べてみると、葉っぱがロゼット状に広がっているのでヤマルリソウと判明した。
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途中で金山地区から登ってくる登山道と合流。
左折して少し登ると展望台に着いた。
ここからの眺めは由良海岸と白山島、そして青い日本海が広がって開放的な気分になる。
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海を眺めながらマスさんお手製のケーキ:サクラもっちムースをいただいた。
ムースの中にあんこが入ってるが、さくらの葉っぱでくるんでいるので塩気も合って意外な取り合わせの美味しさであった。
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展望台の下にホットハウスと言う小屋が建っている。
中を覗いてみるとフローリングされ、石油ストーブも完備された小屋であった。
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オクチョウジザクラが随所に咲いていて日本海側の春を感じさせてくれる。
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里山あるきと書かれた看板に導かれて下って行くと、鞍越峠の石柱が建った車道に出る。
この車道は東側の山口地区から登ってくるもので、荒倉神社の参拝用の車道であろう。

峠の広場から平頂の荒倉山が見えていた。
名前と違い優しい山容をしている。
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チロルの道と書かれた石柱の手前右手にイチョウ林があった。
そこは遊歩道が整備されて、林床にはニリンソウが咲き始めている。
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ミチノクエンゴサクは花が小さいのであまり目立たない。
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池にかかる赤い橋を渡って、そこから二段の急な石段を登る。
中段の鳥居の先に狛犬ではなく二対の馬の石像が奉納されていた。
荒倉神社は昔から馬の神として有名であったらしい。
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神社から山頂への登りは、最初に右手の道に入って行き止まりになってしまった。
神社まで戻って細い道を左に斜高していくと尾根に出る。ここに正規の登山道があった。

少し尾根を登るとアガリコの奇形ブナが一本立っていた。
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途中で右手に高館山への縦走路が分岐する。
しかし道標もなく、ロープで仕切られた先の踏み跡的な道が縦走路である。

キクザキイチリンソウを見ながら山頂へとブナ林の中を登る。
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そしてこの日の最高峰:荒倉山の山頂に到着。
周囲はブナ林に囲まれていて展望はないが、広々とした山頂であった。
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縦走路に入るが、想像していた藪っぽい道ではなく、かなり草刈りされた道であった。
油戸への道を左に分けて直進する。
付近はカタクリロードと言った感じであった。
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盗掘の恐れがあるので詳しい場所は記さないが、オオミスミソウが咲いていたところもあった。
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標高100mを割る最低鞍部の油戸峠まで下ってくると、20名以上のハイカーが休んでいて驚いた。
今回の縦走路で唯一であったパーティである。
峠には地蔵様が祀られていた。
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峠から再び登り基調の道が続く。
キバナノアマナを見つけて写真タイム。
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オオヤマザクラが咲き始めた明るい雑木林のピークで昼食を摂る。
アップダウンの多い長丁場であるが、花が多いので余り疲れを感じない。

沢山咲いているショウジョウバカマの中に白花を見つけた。
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加茂坂トンネル付近には二か所の峠状の切通しがあった。
ここから八森山まで長い登りが始まる。

標高220mの八森山は樹林に囲まれて展望はないが、カタクリの花が咲く気持ち良いピークである。
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ここから先は勝手知ったる高館山エリアに入る。
下っていく尾根の先に高館山が近づいてきた
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一旦、上池から高館山の山頂に至る車道を歩くが、直ぐ先に岩倉コースの入口がある。
登山道に入ると直ぐにカタクリやキクザキイチリンソウ、ニリンソウが咲き誇るフラワーロードが始まる。
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ブナやケヤキの鬱蒼とした森を登って行くと、山頂が近くなったところで再び車道に出た。
これを辿るとアンテナ施設が林立し、展望塔がある高館山の山頂に到着する。

休憩前に景色が広がる展望塔に登る。
らせん階段の登りは疲れた身体にきつく感じた。

展望塔から眺めた鳥海山と庄内浜
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展望塔は高さ20m。
この高さだと樹林の上に出るので360度の展望が楽しめる。
しかしはめ込みのガラスが汚れていて、見た目はイマイチの展望となっていた。

南西側を眺めると荒倉山から高館山に続く山稜の連なりが望めた。
ガラスに光が写り込んでしまったのが残念。
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山頂の東屋でマスさんお手製のケーキを食べる。
さくらケイクと言うあんことさくらの葉の入ったパウンドケーキ。
切り分けた断面が紅麹でピンク色に色付けしてあったのだが、その写真を撮り忘れてしまった。
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あかねずみさんから桜色のパンをご馳走になった。
ふわふわの食感でとても美味しかった。

帰りは北側の金沢コースを下る。
ここのカタクリは萎れている花が多い。

ユキツバキの花が見ごろであちこちに赤い花を咲かせていた。
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途中から内山コースに右折して進むと岩倉コースと合流する。
変則十字路を直進していくとカタクリが群生する斜面に出た。
しかしカタクリの花はほぼ終わっていて残念であった。

替りにシラネアオイの花が咲いていて初夏が近いことを感じさせる。
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途中の小尾根にはイワウチワの群生地があるが、この花も終盤。

瀬ヶ沢まで下るとニリンソウが綺麗にさいていた。
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下池西岸の車道に出てから右折して大山公園に向かう。
アズマイチゲやキクザキイチリンソウが咲いていて楽しいコースだ。
ヤマルリソウより背丈が高いルリソウが見ごろを迎えていた。
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大山公園は桜の名所として知られているが、公園内の桜は咲きはじめ。
随所に展望が利く高台なので、東に雄大な月山の姿を望めた。
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公園の北端まで歩いていくと、登ってきた高館山と下池の姿が同時に眺められた。
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そして秀麗な山容をした鳥海山が真っ白に見えていた。
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大山公園の駐車場に戻ると、朝方は開きはじめだった桜が五分咲きになっていた。
ここまでの全行程17km。累積標高差は1050m。
あまり展望が利かないアップダウンを繰り返す縦走路であったが、花が多く、充実した山行であった。

時間が午後4時を過ぎてしまったので、近くに住んでいる光逸さんに会えずに帰ったことは残念だった。
morinoさんの車を取りに由良港まで車を走らせると、荒倉山から高館山に連なる長い稜線が一望であった。

(注)今回は電池切れのためGPSの軌跡は載せませんでした。
詳しくはmorinoさんのブログを参照ください。


動画です。



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コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
お世話様でした。
聞きしに勝る花でした。まさに百花繚乱!
素晴らしい花の一日を過ごせました。
ご案内ありがとうございました。
morino
2014/04/17 20:15
きれいな写真と見事な文章にいつも感心しながら拝見させていただいております。
実は曽根さんのブログを見ていつか高舘山の雪割草を見たいと思っていました。私の若い頃は大地森や荒砥沢ダム周辺にも群生地がありましたが開発や盗掘のために今は見ることができなくなってきています。
そんなことで、13日に私共夫婦も高舘山に登りました。しかし、「ほとりあ」の情報どおりすでに花は終わっていて見ることができませんでした。
ところがどうでしょう。見事なオオミスミソウの写真には驚きです。さすがですね。

sysan
2014/04/17 21:03
morinoさん今晩は。
少し遠い山ですが花の多さを考えると何度も行ってしまいます。
多少ハードなコースでしたが楽しい一日でしたね。
SONE
2014/04/17 22:05
sysanさん今晩は。コメントありがとうございます。
栗駒周辺にもミスミソウが咲いていたなんて初めて知りました。
宮城県では飛び地であちこちに咲いている場所があるようです。
高館山のミスミソウは大山公園の近くに自生地がありますが、立ち入り禁止になっていて遠くからしか見られませんね。私は別の群生地を知っていますが、今回も盗掘の跡を見てしまって愕然としてしまいました。
そんな訳であえて咲いている場所は伏せて記事を書いております。ご理解ください。
SONE
2014/04/17 22:10
SONEさん、大変お世話になりました。
花がきれいで、みなさんと楽しく会話しながらだったため、たくさん歩いたわりに疲れませんでした。昨夏からあまり歩いていなくて体力落ちたなーと思っていたので、ロングコースが歩けてちょっと安心。
全編花に心癒されて歩いていたのに、盗掘の跡があちこち見られたのは残念でしたね。
一人だと縦走はできませんが、この時期の荒倉山、高館山は、毎年恒例にしたいなと思いました。
あかねずみ
2014/04/18 00:49
先日はご一緒させていただき、ありがとうございました!
昨年、SONEさんのブログで存在を知ってから「春になったら絶対行く!」と心に誓っていた山だったので、ベストなタイミングでお花も見れて、ほんとうに最高の一日になりました^^
うめ
2014/04/18 00:55
あかねずみさんこんばんは。
久しぶりにご一緒できて楽しかったです。
花が至る所に咲いていたし、会話が弾んで長い行程も歩き通せましたね。
あれだけ早く歩ければ全然体力が落ちたとは言えないですね。
ミスミソウは園芸の世界でも人気が高いので、盗掘の跡をみてがっかりしました。
もう一週間前の日程なら高館山の花が最盛期だったと思います。
また歩いてみたくなるコースですね。
SONE
2014/04/18 19:03
うめさん今晩は。
一人で車を走らせていく山としては遠いですが、皆と歩くと楽しいですね。
高館山のカタクリが谷一面に咲くときは凄い光景なんですよ。
また行かねばならない山になりましたね。
SONE
2014/04/18 19:08
初めまして、本格的な山からだいぶ遠ざかっている私です。最近、SONEさんの記事を見て、志向が同じだけに、気持ちが山に向かっております。岩手の青松葉山は思い出の山なのでビックリでした。その内ご同行させて頂ければと願いながら、これから体力を鍛える予定。(今のところ、あくまで予定)
barabara
2014/04/18 21:05
barabaraさん初めまして。コメントありがとうございます。
山に登りたい気持ちがあれば、山に復帰できるのは直ぐですね。
私の場合は静山志向なので少数派なんですが、同じ志向の方は珍しいと思います。
何処かに登られたときにはコメントでご一報ください。
SONE
2014/04/18 21:45
なかなかのお花の山でしたね。
ルリソウはまだ見たことがなかった。
真っ白な鳥海山がよりお山を楽しくしましたね。(^_^)
マロ7
2014/04/19 07:10
マロ7さん今晩は。
毎回登る度に花の多さに感激してしまいますが、今回も満足できた山となりました。
ルリソウは宮城県では一度しかお目にかかったことがありません。
意外に希少価値がある花なんですね。
鳥海山と月山を同時に眺められるのが一番ですね。
SONE
2014/04/19 20:17
様々な山野草…花々が見えます。東北の山野は荒らされていないなと感じます。九州山地は年々少なくなっているとヒシヒシ感じます。大事にしたいですねぇ〜〜。
ノンキーハイカーズ
2014/04/20 10:07
みなさんの笑顔も花も満開ですね。
ご一緒できなくて残念でた。
今年は天気に恵まれますね。
鯛金
2014/04/20 13:46
ノンキーハイカーズさん今晩は。
里山ですが意外に自然度は高い山でした。
大分花の盗掘はされていますが、花の密度が高いので見事なお花畑になっているのでしょうね。
九州は歴史が古いので、人的な開発の度合いが大きいのでしょうか。
SONE
2014/04/20 23:29
鯛金さん今晩は。
本当にご一緒できずに残念でした。車2台が必要なので、こんな機会じゃないと歩けないコースですからね。
花が多いので皆さん感激しておりましたよ。
また機会があればお誘いいたします。
SONE
2014/04/20 23:31
ご一緒できなくて残念でした。
お天気に恵まれ花に出迎えられて、充実した山行でしたね。
みいら
2014/04/23 18:21
みいらさん今晩は。
なかなか面白い縦走路でしたよ。ご一緒したかったです。
展望は左程でもありませんが、とにかく花の多い行程でした。
SONE
2014/04/23 18:44

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2014.4.13 荒倉山から高館山(山形・鶴岡市) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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