東北の山遊び

アクセスカウンタ

zoom RSS 2014.4.19 経ヶ蔵山(山形・弁慶山地)

<<   作成日時 : 2014/04/23 23:10   >>

驚いた ブログ気持玉 10 / トラックバック 0 / コメント 8

山形県庄内地方の旧平田町にある経ヶ蔵山は、花の多い山として地元の登山者に知られている。
旧平田町の町花はミスミソウで、この山に沢山自生しているところから指定されたのであろう。
過去に何度も登っている山であるが、ミズミゾウの保護の立場から山名を記載しないで、詳しい情報は載せていなかった。

【 4/19 経ヶ蔵山(474m) 山形・弁慶山地 】
十二滝駐車場〜十二滝登山口〜北西尾根〜須弥壇岩〜経ヶ蔵山〜経塚〜座禅岩〜展望台〜座禅岩〜経塚〜経ヶ蔵山(往復)

この日はマスさんが少し体調不良のためハイキング的な山に登ることにした。
それに日曜日の午前中は仕事が入ってしまったので、日曜日の行く予定が急遽土曜日に決まり、それが夜10時を過ぎていたので他の人を誘うこともできなかった。
久しぶりにマスさんと二人の静かな山登りである。

ところで、今まで山名を明かしていなかった経ヶ蔵山の山名を出した理由であるが、結論から言って円能寺コースの展望台付近にあったミシミソウの自生地がほぼ壊滅的になってしまったためである。
以前は道の両側に足の踏み場もないほど咲き乱れていたミスミソウであるが、今回見て非常にがっかりした。
その9割は失われてしまったのである。
花が終わったわけでなく、あの三角草の由来となった三角形の葉っぱもほとんど見当たらない。
登山者の踏害でここまで株が消滅するのは考えられないので、恐らく心無い人の盗掘によるものであろう。

このままでは近い将来に経ヶ蔵山のミスミソウは全滅してしまうので、今回は登山者の相互監視を目的に記事をアップしてみた。
但し春の花の時期が終わると登山者が減るだろうから、閑散期を狙って盗掘される場合は意味をなしていないのだが・・・

この山に登る場合は車2台で縦走するのが良い。
しかし今回は私の車だけなので、花の多い十二滝登山口からピストンすることにした。

十二滝へ向かう途中の道から経ヶ蔵山が見えている。
左の三角の山は大平山。
画像


大きな駐車場を左手に見て奥に進むと、別な駐車場がある。
そこには新しい看板が立っていた。
画像


荒沢にかかる橋を渡って林道を歩いていく。
正面に経ヶ蔵山の北西尾根が険しく聳えている。
画像


十二滝の最上段の滝を右に見て、林道を東進していくと経ヶ蔵山の登山口がある。
赤い橋をつかって相沢川を渡る。

そこから先は階段と急坂が連続する厳しい登りとなる。
画像


藪の繁茂していない林床では一面にカタクリの花が咲いていた。
画像


その他にキクザキイチリンソウとエゾエンゴサクも多く咲いていた。
画像


急斜面に滑落防止の柵が出てくる頃、やっと北西尾根の基部まで登ってきた。
画像


尾根に出てから小さなピークを一つ越えると岩場混じりのヤセ尾根になる。
この付近には一面にイワウチワが咲いていて綺麗だった。
画像


須弥壇岩は東側の展望が良い。
写真ではほとんど分からないが、弁慶山が頭だけ出していた。
しかし足元が一気に切れ落ちているので注意が必要だ。
最近若い男性の転落事故が起きたらしく、墓銘碑が立てられていた。
画像


そこから少しの距離で経ヶ蔵山の山頂に着く。
東屋風の展望台が山頂の真ん中に建てられている。
画像


山頂を越えて南側の円能寺コースを少し下る。
下りだして直ぐにお経が収められていた経塚がある。
画像


更に下ると斜面に飛び出したような座禅岩に着く。
正面に胎蔵山が見えている。
画像


階段の下りを続けているとベンチの置かれた広場に出る。
画像


ここは展望台と言われるが、展望は一切ない。
ベンチにザックを置いて、この周辺に咲き誇るミスミソウを見に行く。

ベンチの奥、右手に派生する山道沿いがミスミソウの群生地なのだが、その姿が全く見られず愕然とする。
目立つ常緑の葉っぱもないので、完全に盗掘されてしまったらしい。
以前の色とりどりに咲く光景を覚えているのでがっかりしたしまった。

仕方なく登山道を少し下がって行くと、少ないながらも可愛らしく美しいミスミソウに花が少し見られた。
画像


画像


よく日本海沿岸の山に咲くミスミソウはオオミスミソウと呼ばれているが、この山のミスミソウは非常に小さいのが特徴である。
花びらの大きさは最大で1cm足らず、花の一株に3〜4輪咲いていれば多いほうである。

画像


画像


少ないながらも可憐な花を見て満足でき、再び山頂へ登り返した。

たどり着いた山頂の展望台には6名の登山者が昼食をとっていた。
少し雲がかかっているが、この山から眺める鳥海山は量感豊である。
画像


暖かい日差しを浴びて我々も昼食をとった。
デザートはマスさんお手製の和菓子『ういろう』を魏馳走になる。
あんこと桜の葉っぱが入り、甘味と塩味のブレンドが絶妙であった。
画像


山頂から十二滝口の下りは急坂の連続で思ったより厳しい。
花を眺めながらゆっくり下った。

林道に降り立つとミヤマキケマンの花が随所に咲いていた。
画像


十二滝の看板から河原に下って行くが、対岸にある十二滝の全貌が見える展望台は崩落して立ち入り禁止になっていた。少し入ってみたが落石の恐れが高いと感じた。

河原から一番下部の滝を眺める。
雪解け水を集めて、最下部の滝だけでも迫力があった。
画像


何度も登っている山だが、標高の割に奥深さを感じる山で、花も多いので飽きることはない山である。

ガイドブックに紹介されえている山なのでGPSの軌跡は割愛します。


動画です。



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 10
驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた
ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
え〜〜〜!酷いな〜〜〜
数年前、高館山の翌日、ここへ登ろうとして、林道の雪に阻まれていきそこなった山で、GWに再訪を予定していたのですが・・・あ〜〜あ・・・・

山歩く人、皆で愛でましょうって気持ちがないのでしょうね、盗掘した花を眺めて綺麗だと思うのでしょうかね?。山野草商売がらみか??。
テントミータカ
2014/04/23 23:36
カタクリの花、珍しい色ですね。こんな花の色は初めて見ました。
この山にもミスミソウがあるのですね。私は白とピンクと赤しか見たことがありません。青色をいつかは見たいものです。今時みんなが鑑賞できる場所から貴重な植物が盗掘されているとは驚きです。
sysan
2014/04/24 19:42
テントミータカさん今晩は。
そうなんですよ。酷いの一語に尽きます。
GWだと残ったミスミソウもほぼ終わり掛けの状態でしょうね。
ミスミソウはほとんど根こそぎ無くなっているので、完全に商売人の仕業だと思います。
恐らく登山者が少ない時期に葉っぱで判別して盗っていったのでしょうね。
SONE
2014/04/24 20:02
sysanさん今晩は。
日本海側のカタクリは大きくて花の色も濃いものが多いんですよ。
この山のミスミソウは本当に小さくて可愛い花なんです。
青い花びらも少なからず咲いていました。
しかし登山道沿いの自生地が壊滅的なのは信じられないことです。
こんなところに日本人の民度の低さが露呈しますね。
SONE
2014/04/24 20:06
ミスミソウの盗掘は残念、というより怒りを覚えますが、魅力的なところですので来年にでも行ってみたいと思います。
しかし、色濃いものもあるんですね。山歩きはその土地ならではのものを見る楽しみがありますね。
morino
2014/04/25 07:37
morinoさん今晩は。
田中澄江さんは初版の花の百名山で花名を記載したら見事に盗掘されて、それ以来改訂版には珍しい花の名前は出さなくなったと言っていました。花泥棒は心が貧困な人物でしょうね。
この山のミスミソウは驚くほど小さいです。来年は是非登ってみてください。
SONE
2014/04/25 19:39
手作りの美味しいお菓子をいつも持ってきてくれる相方さんがいてイイですね。うらやましいです。そして、抹茶でお茶を点ててもらったりしたら…、もう、想像するだけでも楽しいですね。
この山域は私も好きなところで、たびたび訪れています。中野俣川流域は、ノノクラ沢の本流を除けば手頃な沢が多くて楽しめるところです。
あの墓碑銘は、庄内の岳人で出羽丘陵の生き字引といわれた池田昭二さんのご子息のものです。あそこで亡くなったわけではないのですが…、鳥海山の眺めのベストポイントだったからだと思います。以前NHKでも紹介されました。その「池昭」さんも一昨年亡くなりました。
東風
2014/05/03 11:11
東風さんこんにちは。
マスさんは毎回美味しいスィーツをご馳走してくれて、山登りがより楽しくなりました。
弁慶山地は沢登りも面白そうですが、仙台からのアプローチを考えると何度も行ける山ではないですね。
あの墓碑銘はてっきり転落して亡くなった方のものと思っておりました。
池田さんのご子息のものとは全然知りませんでしたよ。
池昭さんの著作は愛読書になっております。亡くなられたことも存じておりました。
SONE
2014/05/03 16:31

コメントする help

ニックネーム
本 文
2014.4.19 経ヶ蔵山(山形・弁慶山地) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる