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zoom RSS 2014.5.7 湯殿山(山形・月山)

<<   作成日時 : 2014/05/12 01:08   >>

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今年は月山に山滑りに行っていなかったが、月山山頂までの道は既に地面が出てしまったらしい。
このところ高温が続いて一気に雪解けが進んでいるようだ。
月山山頂には花の時期に登ることにして、今回は山頂を踏むのがほとんど限界になっている湯殿山を目指した。

【 5/7 湯殿山(1500m) 山形・月山 】
ネイチャーセンター〜南東尾根〜湯殿山〜石跳川〜ネイチャーセンター

この日は本当のところは鳥海山の文珠岳から千畳ヶ原の滑降を狙っていた。
しかし鳥海の道の駅まで行っても、千畳ヶ原から上の厚い雲が消えない。
どうも弱い寒気が入っているようで、海風が災いして雲が湧いているような感じである。
朝の8時を過ぎていたが、昼頃まで晴れそうにないと判断して、ここから南に80km離れた月山に転進した。

弓張平から湯殿山を観察すると南東尾根は既に藪が露出している。
南面は横に何本もクラックが入り、南西尾根直下の沢状を滑る以外になさそうだ。
それでも登れる限界まで登ってみようとネイチャーセンターを後にした。

石跳川の左岸で大きな落石があり、その箇所を補修しようと二台の重機が上部に進行していた。
その脇を通り過ぎて登っていく。

落石箇所から少し登ったところで石跳川を渡り、雪割れで微妙になった急斜面を階段登高で登ってリュウキンカ沼に行く台地に出る。

リュウキンカ沼から眺めた湯殿山
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沼にはリュウキンカと水芭蕉が咲き始めている。
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ブナの森を登っていくと赤見堂岳が眺められる場所にでた。
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緩登が終わっていよいよ急斜面の登りになる。
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森林限界。南東尾根に向かってジグザグに登っていく。
左側に雪割れが見えるため、右側の尾根が痩せた部分を狙う。
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南東尾根に乗り上げると姥ヶ岳と装束場が見える。
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長さ約1kmの湯殿山の東南斜面
屏風のように斜度40〜45度の壁が連なっているが、雪面の随所にクラックが走っている。
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南には朝日連峰が霞む。
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一番目立つのが赤見堂岳と背後の以東岳
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ぼんやりとしか見えないが大朝日岳も真っ白い山容から地肌が見えてくるようになった。
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潤沢に雪がある時期は南東尾根に出てから楽に登れるが、雪解けが進んだ今は簡単に登らせてくれない。
各所で猛烈な笹薮が出ているので、尾根通しでは登れずに、南東斜面を巻きながら登る羽目に陥る。
しかし一部で藪漕ぎを必要とする場面もでてきた。
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山頂直下は雪面にクラックが入り、最後に南斜面側に逃げた。
南面を見下ろすと、沢状の部分が一望できる。
弓張平から見た場合に、このルートが滑降可能と踏んでいたが、南西尾根から規模の大きいブロック雪崩が確認できて、気温の上昇を加味すると雪崩のリスクが高いと思い、そこを滑降するのは止めにした。
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2時間半で山頂に到着。
湯殿山北峰への縦走路は雪が消えかかっていて、今の時期に装束場まで抜けるのは困難だと感じた。
しかし月山の雄大な景色は見ていて時を忘れてしまいそうだ。
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月山のアップ
鍛冶月光ふきんから上部の雪は繋がっていない。
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湯殿山山頂の西側は笹と灌木藪が立ち上げっていて西側の展望は得られない。
少し下った地点から品倉山を見る。
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山スキーで滑り降りるルートを考えながら登ってきたが、消去法で山頂直下から南東斜面を滑ることにした。
登りの途中で5名のスノーボーダー南東面のコースを滑り下りているのが見えた。

一応斜面を観察すると、一か所だけ横にクラックが入っているものの、充分滑降可能と判断できた。
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北峰との鞍部に下るが一部で藪漕ぎもあった。
雪庇の脇でスキーを装着してこの地点からスキー滑降が始まる
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雪面のクラックを避けて滑るが、雨による縦溝が酷くて快適な滑降とは言えなかった。
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何度かストップして写真を撮ったりしたが、短時間で石跳川まで滑り降りてしまった。
この位置から見上げる南東面は迫力がある。
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石跳川の滑りもイマイチであった。
縦溝が酷く、まるで洗濯板の上を滑っているような感覚である。
曲げると止まってしまうほどガタガタした雪面も今の時期は珍しい。

湯殿山南東面を振り返る。
今の時期ならではの迫力ある風景であった。
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GPS軌跡です。

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動画です。




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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
ここらはきれいで展望も良く素敵なところですね。
さすがに沢山のクラックで歩きはすでに終わりでしょう。
近いうちに月山でも行ってきます。
morino
2014/05/12 20:13
morinoさん今晩は。
人が多い月山山頂はどうしても敬遠しがちで、今シーズン末期の湯殿山に足が向いてしまいました。
これだけクラックが多いと歩きでは危険でしょうね。
6月下旬の月山は花が咲き乱れて大好きですよ。
SONE
2014/05/12 22:12
滑るには今ひとつだったようですが、素晴らしい展望でしたね。
そういえば去年1度も月山に登っていなかった事にきがつきました。(^^;;
みいら
2014/05/13 05:33
リュウキンカとミズバショウいいですね。
スキーには適さなかったようですが、素晴らしい展望
出羽三山の月山と羽黒山は歩いたことがありますが、湯殿山という山があったのですね。
てっきり「語るなかれ」「聞くなかれ」の温泉の湧き出る巨岩の御神体と奥宮とされる湯殿山神社を湯殿山と呼んでいるのかと思ってました。
zen
2014/05/13 07:08
みいらさん今晩は。
縦溝が深くて滑りは苦労しました。
でも景色が抜群でしたので文句は言えませんね。
月山は花を見に年一回は行ってしまいますよ。
SONE
2014/05/13 20:11
zenさん今晩は。
こんなに残雪が多いのに水芭蕉とリュウキンカは咲き誇るものなのですね。
この時期になると雪面が荒れて、しかもクラックが出来てスキー向きではなくなっていますね。
この山は本来は仙人ガ岳と言うのですが、現在は湯殿山と呼ばれています。
ご神体のある湯殿山はこの山の麓に当たる場所に鎮座しているのですよ。
SONE
2014/05/13 20:14
今年は雪が多かったから今の時期でも滑れるんですね。
出羽三山講が地域に残ってますが、義父による話です。
その昔(50年以上前だと思う)、羽黒(どの地点か不明)から月山かけて湯殿神社に降りたそうです。
明け方から懐中電灯を点けての下山だったそうで、湯殿神社からもかなり歩いて民家に着いたそうです。
今の装備などからみれば、すごい行脚だったと思いますね。
今年は里山中心で湯殿に行けなかったです。(^_^)
マロ7
2014/05/13 21:01
マロ7さん今晩は。
このところの暖かさで急激に雪が融けている印象でしたよ。
もう少しで石跳川沿いはスキー滑降できなくなるかもしれません。
深田久弥氏も月山は羽黒山から登って湯殿山に下っていますね。
鳥海山も海から登っていますし、当時はそれが普通だったと思います。
私的には蔵王エコーラインが出来る前に遠刈田から蔵王を極めてみたかったですよ。
SONE
2014/05/13 22:28

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