東北の山遊び

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zoom RSS 2014.5.17 田束山(宮城・南三陸)

<<   作成日時 : 2014/05/19 23:42   >>

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朝から強風が吹き荒れていて山に行くモチベーションがでない。
家の庭の草むしりなどを朝からやっていたが、午後から風も収まってくるようなので、天候の良さそうな南三陸の山を目指した。

【 5/17 田束山(512m) 宮城・ 南三陸 】
行者の道登山口〜蜘蛛滝〜穴滝〜計仙麻大崎神社前〜つつじ園〜田束山〜三十三観音〜幌羽山金峰寺跡〜行者の道登山口

田束山(たつかねさん)は古くから本吉地方の人々の信仰を集めてた霊山である。
平泉の藤原秀衡がこの山一帯に羽黒山清水寺、田束山寂光寺、そして幌羽山金峰寺の三つの寺院を建立し、自分の第四子の本吉四郎高衡に司祭をさせたと伝えられている。


この山は山頂直下まで舗装された車道が伸びていて、一般的には観光地の位置付けがなされている。
しかし古い修験道の道が現在は行者の道として整備されていて、下から歩いて登れる山でもある。

現在は山頂一帯で見事なヤマツツジの花を見られる時期でもあるので、今回初めて行者の道を歩いてみた。

樋ノ口という集落の奥に荒沢不動尊があり、行者の道の入口は少し林道を走行した奥にあった。
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小さな沢筋を登る道が続く。
周囲は杉の植林地であるが、幹の途中から折れた杉が目立ち、荒れた感じの光景が広がっていた。

最初の見どころは蜘蛛滝である。
弘法大師が修行したところと伝えられていて、この滝に大きな土蜘蛛が住み着いていて、しばしば行者を悩ましたところから命名されたと言われている。
滝の右手の岩場の行者が掘った不動明王の磨崖仏があると看板に記載されていたが、付近をくまなく探してもそれらしき磨崖仏は見つからなかった。
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木製の立派な橋を渡りジグザグに登って行くと、滝の上部に杉の巨木が立っていた。
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その先に穴滝がある。
滝の中央に深さ一間の穴が開いていて、樋ノ口荒沢不動尊の安置のところと伝えられている。
慈覚大師が滝壺で座禅をしたと言われているらしい。
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沢筋のベンチに腰掛けてお弁当を広げた。
気温が上がらずに肌寒い天気である。

沢筋の右手に雑木林が出ていて明るくなったと思ったら、沢を渡って右岸の高みに登って行く。
再び杉の植林地を登るので味気ない。

やがてあじさい園と称するアジサイが植栽された道になった。
林床にはマムシグサが多く咲いている。
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やがて林道に合流する。
右手に東屋の標識があるので立ち寄ってみたが、全く展望もないイマイチの場所であった。

この付近からヤマツツジの花が多く見られるようになる。
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計仙麻大崎神社が近づくと満開のヤマツツジが一面に咲いていた。
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舗装道路に出るとツツジ見物の車が行きかっていた。
しかし北隣の徳仙丈山に比べると観光客は少ない。

最初に田束山つつじ園を見に行く。
ここのヤマツツジは昭和44年の田束山放牧開拓の際に保護された、貴重なヤマツツジ群落と看板に記載されていた。中には推定樹齢100年以上の木もあるとか・・・
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芝地の牧歌的雰囲気の中に咲くツツジが素晴らしい。
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真っ赤に色づく山頂を振り返る。
ちょうど満開の時期に来たようである。
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つつじ園のツツジの木の下にはムラサキケマンが一面に咲いていた。
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つつじ園の散策も終わり、次に山頂を目指す
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登りの途中から志津川湾を見る。
曇り空のためにツツジの赤が沈んだトーンで見えるのが残念であった。
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少し視線を右に振ると翁倉山が見える。
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山頂直下の駐車場のところで記念写真
マスさんも圧倒的なヤマツツジの花に驚いていた。
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田束山の山頂には宮城県の文化財史跡に登録されている経塚が11基並んでいる。
高さ1m足らずの円形の塚で、中に木炭を詰めた石室があり、青銅の経筒の中に法華経が納められているらしい。
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山頂からの展望は素晴らしく、東側には太平洋の大海原と、歌津崎へ伸びる半島が眼下に見える。
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北側には気仙沼の大島が一望できた。
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帰路は山頂の北側まで行き、そこから三十三観音を見て下る。
こちらの道もヤマツツジが満開である。
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北西側に徳仙丈山が見えている。
ヤマツツジが満開の時は田束山から眺めても、山頂部分が真っ赤に見えるが、どうも次の週末が見ごろのようだ。
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約700mに渡って三十三観音像が左右に並んでいる道を下る。
山頂から三十三番目で一番下が一番目の観音様であった。

いろいろなお顔と姿をした観音像が見られて楽しかった。
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この道は観光客が全くおらず静かな山歩きが楽しめた。
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車道に出てから少し北上すると右手に幌羽山金峰寺跡と書かれた道標が立っていた。
その道に入り幌羽山金峰寺跡まで歩いてみる。

しかし石組みの中に小さな石祠があるのみの寂しい場所であった。
途中で登ってきた行者の道に降りると思われる踏み跡を見つけたので、そこまで戻ってその道に入った。
しかし少し下ると踏み跡はほとんど消失。
後は藪の古いブル跡を辿って行者に道に合流した。

普通は登山の対象になっていない田束山であるが、行者の道を登ってみて、車で山頂まで行く行程では見えない名所が見られ、新たな発見があったと思っている。

GPS軌跡です。

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動画です。



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コメント(10件)

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車道でしか行かない田束山ですが、この時期は下から登るのがいいですね。
ツツジが鮮やか(^o^)
maro7
2014/05/20 06:53
海とツツジのコラボは嬉しいですね!
NYAA
2014/05/20 07:48
ようやく行ってくださいましたね。私も15,6年前をおもいだしました。
舟六
2014/05/20 08:23
maro7さん今晩は。
今回初めて下から登りましたが、山頂まで車で行くと分からない名所があって、車道があることが気にならなくなりました。
今年はツツジの当たり年のようです。
SONE
2014/05/20 19:36
NYYAさん今晩は。
この山とお隣の徳仙丈山が宮城におけるツツジの二大名所ですよ。
SONE
2014/05/20 19:37
舟六さんコメントありがとうございます。
思い入れが深い山なのでしょうね。
今まで下から登っていなくて、ちょっと損をしていた感じがしました。いい山です。
SONE
2014/05/20 19:39
いやー、素晴らしいですね。
ツツジの鮮やかな赤とホリューム感に圧倒されました。
こんなに素晴らしいところとは知りませんでした。
来年かな。
morino
2014/05/20 21:53
morinoさん今晩は。
徳仙丈山の規模はありませんが、来客数が少ないのでのんびりツツジを観賞できるのがいいです。
景色も良く、他に見どころもあるようですので、もっと早い時間に訪れればいいと思いました。
SONE
2014/05/20 22:44
『絵にも描けない美しさ』
登山したとき、新緑の美しさ、今回拝見したツツジの美しさ、一つ一つをジックリ見ると色合いが全く違いますよね。その場に何時間もとどまっていたい衝動にかられます。今回の写真も凄く綺麗で見ごたえがありますよ。
ノンキーハイカーズ
2014/05/20 23:54
ノンキーハイカーズさん今晩は。
本当にツツジの色合いって微妙に違いますよね。
それだけに圧倒されたヤマツツジの景観でした。
ちょっと寒い一日でしたので、山頂でゆっくり休憩が出来なかったです。
このツツジの光景は写真で何処を切り取ったらいいか迷ってしまいました。
SONE
2014/05/21 01:23

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