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zoom RSS 2014.5.18 志津倉山(福島・会津)

<<   作成日時 : 2014/05/21 01:20   >>

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山形置賜地方の豪士山に登ろうと高畠町に入ったら本降りの雨だった。
しばらく雨が降り続きそうな感じなので、県境の大峠を越えて福島の会津の山に転進した。
いろいろ天気と相談して出た結論が、メンバーの皆さんが登っていない志津倉山に行くというものだった。

【 5/18 志津倉山(1234m) 福島・会津 】
登山口〜雨乞岩〜二子岩〜大沢コース合流〜水場〜屏風岩〜主稜線〜志津倉山〜糸滝〜大ブナ〜登山口

今回は茨城のNYYAさん、そしてmorinoさんマロ7さんナカシィさん、マスさんが一緒。

志津倉山に向かう車道に山名の看板が全くなく、車を二回止めてアプローチの確認が必要だった。
登山口には数台の車が駐車していたが、山開き前なので登る人は非常に少ないようだった。

入口に置かれたイラスト看板を見てコースの説明をする。
急にこの山に来たので地図は持っていないが、過去4回登った山なので地形やコースの概略は完全に把握している。

志津倉の鐘を突いて新緑のブナの道を歩いていく。
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雪解けで水が滴る道を進むと、大沢を埋める残雪に出くわす。
上流から二組の登山者が下ってきた。
山頂を目指さずに雨乞岩見物に行ってきたようだ。

そして沢の右手が開けてくると、正面に巨大なスラブを有する雨乞岩が見えてくる。
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大沢コースはあまり展望が利かない単調なコースなので、今回は二子岩コースに入ることにした。
しかし大沢のスノーブリッジは崩壊の恐れがあったので、渡渉しやすい場所を選んで大沢を渡った。

二子岩コースの入口は赤いペンキでマーキングされているが分かりにくい。
尾根に取り付くと直ぐに急登が始まる。

タムシバやムラサキヤシオツツジが咲いていて、立ち止まって花を見る。
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きつい尾根登りの上部に雨乞岩展望台がある。
ここから見た雨乞岩の迫力に圧倒される。
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道は急な斜面のトラバースになるが、途中でスラブの真ん中を横切るルートになる。
前日の雨で岩場が濡れているため、マロ7さんが持参したロープを、岩に強いNYAAさんが引いて固定し、それを伝わって安全にトラバースできた。
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斜面の湿った場所にサンカヨウの群生地があった。
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残雪が多くなって道を失う。
デブリに埋まったスラブに出てしまうが、少し斜高し過ぎたようなので、デブリの上をかなり下った。
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岩場の下を通って、最後は再び大沢を渡渉し大沢コースに復帰する。
ここで休憩。

マスさんお手製の和菓子『じょうよ饅頭』が、ほんのり甘いあんこ入りで美味しい。
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水場の表示がある地点で大沢の左岸に渡渉し、そこからシャクナゲ坂の急登が始まる。
直ぐに垂直に近い岩場を鎖を利用して越える。
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ヤセ尾根の登りなので、途中でところどころ後方の視界が開ける。
猫啼岩の背後に高森山と惣山が見えている。
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右手の足元からすっぱり切れた岩場が屏風岩である。
対岸のスラブも壮絶な岩場で、この山の北面全体が雪蝕によるスラブに覆われているようだ。
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屏風岩のヤセ尾根を登って行く。
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更に上部に登っていくと後方に御神楽岳(右)と貉ヶ森山が見えてきた。
手前の新緑に色どられた山並みが美しい。
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越後の谷川岳と称される御神楽岳のアップ。
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シャクナゲ坂の名前の通り、アズマシャクナゲがあちこちで咲き誇って目を楽しませてくれる。
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蔵王連峰の瀧山・前滝ルートを彷彿させる急登の連続も、ヒメコマツが三本並ぶ三本松までで終わり。
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この先は少し傾斜も緩み、新緑が始まったブナの原生林の登りとなる。
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ブナ平と呼ばれる主稜線に着く。
東側の志津倉山本峰までの道は完全に藪に埋まっていた。

我々が目指すのは西側にある三角点峰の志津倉山である。

あまり仮払い状態が良くない稜線を辿って、南北方向に展望が開けた山頂に着いた。
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北側に連なる磐梯山、吾妻連峰、飯豊連峰は雲がかかって見えないが、南側は天気も良く、雄大に連なる山々の全てが見渡せた。

南東には七ヶ岳と右手に大平山。
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真南には日光連山が一望であった。
左から女峰山、大真名子山、男体山、そして太郎山が確認できる。
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最初は会津駒ヶ岳だと思っていたが、そのピークは見えない。
左から大戸沢岳、三岩岳、窓明山が見えている。
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南西には丸山岳の姿も見えていた。
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景色の見える山頂でゆっくり昼食をとった。
この日は我々の他に誰も登っていなかったようである。

下りは時計回りに細ヒドコースを周回する。
しばらくブナの原生林の中をゆっくり下る。

道の方向が北に転じると急坂のくだりになった。
沢の源頭部のブナの新緑が美しい。
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途中で梢を透かして守門岳の姿が垣間見えた。
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沢の源部分で雪を踏み抜いて驚いた。
その下流には可愛らしい糸滝が落ちている。
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糸滝の下部が細ヒドコース一番の難所となる。
岩場に埋め込まれた梯子を下るが、ここは慎重に下りたい。
過去に滑落事故も発生しているらしい。
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ここを下ったら安心と思っていたが、そこから雪解けで道が不確かになり、おまけに倒木で道が隠されたりして、道を探しながらの下りになった。

しかし傾斜が緩くなると幽玄のブナの森に入る。
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志津倉山の主のような大ブナには何度も驚かされる。
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ここまで下れば大沢コースの合流地点は間近である。
新緑と残雪に彩られた大スラブの光景を堪能できた山であった。

GPS軌跡です。
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動画です。





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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
雨のお陰で普段は行けない山で最高でした。
急峻とスラブは見事、残雪に大ぶなの新緑が鮮明。
秋も見事でしょうね。
マロ7
2014/05/21 05:08
マロ7さんおはようございます。
雨降ったお蔭で思いもかけない山になってしまいましたね。
標高からは計り知れない奥深さと急峻さを秘めた山でした。
秋のブナの黄葉も見事な山ですよ。
SONE
2014/05/21 08:26
SONEさん、お世話さまでした。
会津はとても遠く感じていましたが、
これから行けそうな気がしてきました。
志津倉岳もまた行きたいです!
いつも良い山にご案内いただきありがとうございます。
馬刺しも美味しかった〜(^_^)
ナカシィ
2014/05/21 11:23
ナカシィさん今晩は。
いろいろ予定を変更して面食らったのではないですか。
以前、足繁く通っていた会津の良さは分かってくれたようですね。
この山の紅葉も素晴らしいので、もう一回登るのをお勧めします。
馬刺しがあの値段で食べられるのも最高ですね。
SONE
2014/05/21 17:37
ご案内いただき有り難うございました。まあ、一人では歩きたくない雰囲気ですね(笑)

近いようで、微妙に遠いし、その割に行程も短いので、なかなか足が向きませんでした。スラブが魅力とは聞いていましたが、これほどの迫力とは驚きでした。

もう少し、真剣に会津の山にも登っていきたいと思います。
NYAA
2014/05/21 20:53
NYAAさん今晩は。
今の時期は残雪が多く、倒木などで荒れているので一般登山者は難しいでしょうね。
会津の真ん中に位置する山ですので、思ったより遠い山です。
あのスラブは登攀実績があるのでしょうかね? 
ほとんどツルツルなのでボルト連打じゃないと登れそうもないですね。
会津百名山の中には想像以上に面白く、かつ難易度が高い山が多いので登ると楽しいです。
SONE
2014/05/21 22:07
お世話様でした。
初めての本格的「会津の山」でした。
行程は短いのにダイナミックで楽しい山ですね。
秋の紅葉はさぞ見事なのでしょう。
運転とご案内ありがとうございました。
morino
2014/05/22 21:56
morinoさん今晩は。
会津の山は難易度が高く、登って変化に富んだ山が目白押しですよ。
この山は会津の山の特徴を一番持っている山と思います。
秋のブナの黄葉もまた素晴らしいです。
SONE
2014/05/22 22:29

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