2010.1.16 水沼山から上品山(宮城・南三陸)

宮城県石巻市には井内地区を馬蹄形に取り囲む長大な山稜があり、そこには『石巻緑のハイキングロード』なる全長20km以上のトレッキングコースが作られている。(かなりな部分で林道歩きはあるが・・・)
そのコース中で京ヶ森~水沼山間と、上品山~籠峰山間は踏破しているが、水沼山~上品山の区間は未踏であった。
寒波の影響で冷え込んだこの日、雪雲に覆われた雪山は諦めてこの未踏区間を歩いてきた。

【 1/16 水沼山(375m)から上品山(467m) 宮城・南三陸 】
水沼林道終点駐車場~水沼山~直登コース分岐~最低鞍部~上品山北峰の車道~上品山(ピストン)

朝から泉ヶ岳の姿は雪雲で隠れていた。脊梁山脈はかなり荒れた天候と思われるため、某雪山にスノーシューで登る予定を変更して南三陸に向かう。(今回もマスさんと一緒。)

しかし家を出る時間が遅く、登山口である水沼林道終点の駐車場に着いた時は昼近かった。
車から降りると冷たい風が襲ってくる。車載の温度計では気温0度。今日は陽だまりハイキング気分は味わえない。
遅い出発なので急いで登山支度をして水沼山へ一気に直登するルートを辿る。
水沼山山頂一帯はつつじ園になっていて、花の季節には長閑な風景が楽しめるであろう。でも今はススキが伸びた冬枯れの世界が広がっている。

急登が終わると斜高気味に山頂へ登る。背後には硯上山がこの山域の領主然として大きな山容を横たえていた。
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山頂の肩からは井内地区の奥に石巻市街地が見える。製紙工場の煙が横にたなびいている。
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目指す上品山。国土交通省のレーダー施設がシンボル。ここから4km以上の行程だ。
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簡単に水沼山の山頂に到着する。野芝に覆われた山頂はお弁当を広げるのに格好の場所である。
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北上川の河口付近を俯瞰。海と山がせめぎ合う風景が南三陸の山の特徴だ。
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山頂からは直登コースと呼ばれる急坂を転げる様に降りる。途中で作業道がクロスするが間違って右折してしまい、100m強歩いてから戻った。正規の道はそのまま直進すると『石巻緑のハイキングロード』に降り立つ事ができる。

『石巻緑のハイキングロード』は軽四駆なら走行できそうな林道であった。実際MTBやオフロードバイクの車輪の跡が見られるが歩いている人は少ないみたいだ。
道幅が広いのでマスさんと並んでのんびり下って行く。風がない所は陽だまりで寒くない。

上品山への最低鞍部まで下ると突然林道が終わり、雑木林の山道になる。急な斜面もあるがほぼ尾根通しに登り、やっと山歩きの気分が出てくる。枯れた雑木林を落ち葉を踏みしめながら歩くのは気分が良い。
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ときどき霜柱が道に現れ、ザクザクと踏んで壊しながら歩く。霜柱をひっくり返して見ると三層構造になっていた。
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登り基調ながら小さなアップダウンを繰り返して登っていくと、山頂のあるレーダードームが近づいてくる。
そして大きな建物がある北峰に着くと舗装道路に飛び出す。北西の冷たい風が襲ってきて身体が急に冷えてくる。

上品山山頂はレーダードームの南側のススキの原にあるが、三角点をタッチしただけで往路を戻る。
兎に角寒いので先の神社には行く気がしなかったし、寒さに耐えてランチを摂る気も起きない。

北峰の展望地に少し寄り道して西側の展望を楽しむ。北上川が蛇行している様子、大崎平野の広がりが良く分かる。
奥羽山脈は完全に雪雲に閉ざされていた。
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レーダードームのある山頂を振り返る。この右手には松島湾や仙台市街地も遠望できた。
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寒さに追われる様に山頂を後にしてハイキングロードに戻る。山の東斜面に入ると嘘の様に風が収まる。
タラノメが繁茂する伐採地の脇を降りていく。12月に登った翁倉山が前方に見えていた。
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流石に下りは早く、時間がかからないで鞍部の林道起点まで降りてしまった。
未だに昼食を食べていないので、林道の陽だまりを探して緩登していくと、水沼山を見通せる最高の場所があった。
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本日のランチはマスさんお手製のロールキャベツとパン、さくらんぼジャムとリンゴなどなど。
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陽だまりで30分以上のんびり食事を楽しんでから、緩登のハイクングコースを登って車に戻った。
休憩時間を入れて3時間30分の行程であった。
これで『石巻緑のハイキングロード』の全ての工程を繋ぎ登山ながらも歩けた。
次は全工程を一日で歩いてみたいと強く思った。

帰路、マリンパル女川に寄り道してワカメの茎を買って楽しい一日が終わった。


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